扇久保博正が立ち技トーナメントへの出場をアピール【7・29 RIZIN.11】
7・29「RIZIN.11」で堀口恭司と対戦
「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する扇久保博正と浅倉カンナが7月18日、千葉のパラエストラ柏で公開練習を行った。
扇久保は3分間の中で、ダミー人形をリフトしてはパウンドを連打するという動きを10セット、その後、手を広げその場で30回回った後に棒の先端につけたグローブのパンチを避ける動き、そしてミット打ちへ移行するという独自のトレーニングを行った。
「5年前は自分の力が出せなかった。今の自分だったら勝てる」
練習後の会見では2番目の見慣れないトレーニング方法について「週2回やっている特訓の一部。パンチをもらった後のように脳が揺れている状態になるので、その中でパンチをよけられるようにする練習」と話した。スタミナ強化のためのダミー人形のトレーニングも含め、パラエストラオリジナルのトレーニング方法のよう。
扇久保は今回、5年前に敗れている堀口恭司へのリベンジマッチに臨むのだが、前回の対戦については「5年前は自分の力が出せなかった。空気とかプレッシャーに飲まれたのだと思うが、それも含めて彼の強さ。だからあの時は自分が弱かったと思う」と振り返った。しかし現在は「気持ちが決定的に違う。あまり深く考えなくなった。TUFへ出場したこともあるが、いろいろ経験してきたので、それで成長した部分がある」と話した。
RIZINでの堀口の活躍については「やっぱり相変わらず強いなと思いながら見ていたが、今の自分だったら勝てるなとも思いながら見ていた」と話す。やっと順番が回ってきた形となったが「今、めちゃくちゃ“堀口は強い!”ということになっているので、最高のタイミングだと思います」とポジティブにとらえているよう。
「天心とやるかもしれない」とまさかのカンナいじり
今後については「今、堀口選手と戦うことに向けて練習をしていることがすごく楽しいので、またすぐ試合がしたい。勝ってまたやりたい」と9月大会から始まる「RIZIN キック WORLD GP 2018」(仮称)への参戦もアピール。
一緒に会見した浅倉に「天心とやるかもしれない」と話を振ると、浅倉は「スパイになります!」とこの時ばかりはジムの先輩のアシストを約束した。
扇久保は格闘技のバックボーンは極真空手とあってトーナメントに参戦してもなんらおかしくはない存在。果たして実現するのか、そしてその時は本当に浅倉は「スパイ」となって扇久保をフォローするのか? トーナメントを陰で操る二重スパイとして暗躍する可能性も捨て切れない…?