ユアン・マクレガー、堺雅人に約束「堺さんの作品の英語版は僕が吹き替えをするよ」
映画『プーと大人になった僕』ジャパンプレミアが5日、都内にて行われ、主演のユアン・マクレガーと、俳優の堺雅人が登壇した。
本作は、ユアン演じる大人になったクリストファー・ロビンが親友プーや森の仲間たちと再会し、忘れてしまった大切なものを取り戻していく物語。
レッドカーペットではサインをしたり一緒に写真を撮ったり、たっぷりと時間をかけファンサービスを行ったユアン。“100エーカーの森”から現代のロンドンに転換したステージプーさんを抱いて登壇すると「こうしてプーと来日できたことをうれしく思います」とあいさつ。その後もユアンは、プーさんの手を振ったり、マイクを持たせようとしたり。会場のファンもそんな“2人”のほほえましい姿に大喜び。
この日は、日本語吹き替え版でクリストファー・ロビンの声を務めた俳優・堺雅人がゲストとして登場。「(収録のとき)クリスファー・ロビンと一体化というか1つになろうと思っていたので、こうしてお会いできて本当にうれしいです」と堺。するとユアンは「さっき舞台裏で、堺さんの作品が英語圏で公開されるときは僕が吹き替えをするって言ってたんだよ」と明かし、会場のファンも素敵な約束に沸き立った。
司会から、子供のころの夢で実現したものはと質問されたユアンは「幸運なことに、僕は9歳のころから俳優になりたいと思っていて、舞台で役者を見たり映画を見て、自分もスクリーンの中で演じたいと思っていたので、まさに夢が叶っているんだ」。堺も「幼稚園で白雪姫をやったとき僕は森の小鹿役でした(笑)。そのころからままごとやごっこ遊びが好きだったので、今の仕事はそう遠くない気がします」と感慨深げ。
また劇中に登場する印象深い言葉について質問されると、ユアンは「少年時代のクリストファーとの会話で、何をしている時間が好きかと聞かれ、何もしない時間が好きと答えるのが好きだね。僕も何も予定のない日を作って、子供と遊んだりして過ごすのが好きなんだ。結果的にそういう日が一番忙しくなるんだけどね(笑)」。一方、堺は「今日が一番好き、という言葉が好きですね。お寺の和尚さんとかお茶の先生とか、すごく不思議な力を持っている…マスターとかが…使うような言葉、という気がします」と、ユアンの某代表作にかけて回答。するとユアンも笑いながら「赤いマントを着てる人かな」。
終始気さくなユアンに、堺は「初対面なんですが、すごくいい人なんだろうな、一緒に遊んだら楽しい人なんだろうなと思います。もし小さいころに出会っていたら一生ついていったかも。皆さんも、ぜひ100エーカーの森でユアンさんと一緒に遊んでください」。すると、すかさずユアンが「堺さんともね!」。すっかり“仲間”となった2人は最後に息を合わせて「ありがとうプー!」「ありがとうクリストファー・ロビン!」と観客と声を掛け合い、公開を祝った。
映画は9月14日より全国公開。