女性25歳「社会人としての心構え、仕事への向き合い方が分かりません」【黒田勇樹のHP人生相談 98人目】
こんにちは、黒田勇樹です。
舞台も終わって、いまちょっとだけ何もない感じ…。と思っていたら朗読劇があっという間でした。9月29日に1日しかやらないのですが、スケジュールの開いている方はぜひ!
舞台とかTOKYO MX2で放送された「妖ばなし」の「豆腐小僧」の感想なんかがたくさん寄せられて、うれしい限りです。励みになります。ありがとうございます。
そろそろお悩みもまたお寄せいただければです。
では今週も始めましょう。
いつか大きな問題を起こすような気がしています
黒田さん
こんにちは。まおです。25歳女。以前より人生相談読ませていただいてます。
私が相談したい内容は、「社会人としての心構え、仕事への向き合い方」についてです。
大学院を卒業し、社会人2年目です。
専門的なサービス業で、今のところはクビにもならずどうにかやっています。
しかし、私は社会人として、会社にかかわるものとしての意識が非常に低いように感じています。
自分が会社で役に立っている実感もわかないし、今の仕事を続けていてデキるようになる気もしないし、社会人になったらただ上のいうことを聞いていればよいわけでもなく、自分でできることをごりごり見つけてやっていかないといけないのに、そんな気にもなれません。
さらに、仕事において、この程度ならやってもよい、許される、これ以上はやってはいけない、ゆるされない、の判断ができません。
ほかの人と話をして、必死にみんなはどの程度の心構えでやっているのかきいて、そのうえで判断しています。
もちろん誤って、私が不利な状況に陥ったことも何度かあります。
うっかりミスが許されない仕事ですが、よくしてしまうしいつか大きな問題を起こすような気がしています。
悩んでいる、わからないことの次元が低すぎて、今の仕事が単純に合わないだけかと思ったりもしたのですが
転職したところで私の得意不得意に関係なく意識が低いので私は役立たずのままなんじゃないかと思います。
意識を高めるにしても、どう高めていけばよいのかわかりません。
私の仕事も俳優のお仕事も、人と関わり結果を残すという意味では同じだと思っています。人生の先輩として、助言いただけないでしょうか。
今のままでは生活がつらいです。どうにか変わりたいんです。
お忙しいところ恐縮ですが、助言いただければと思います。
◆黒田勇樹
意識が高くなれば、突然仕事が出来るようになるわけではないです」
怪奇!お悩みが複雑怪奇!
あ、いや、どこにでも転がってる様な社会人のお悩みあるあるではあると思うんですが、「ほかの人と話をして、必死にみんなはどの程度の心構えでやっているのかきいて」るのに「会社にかかわるものとしての意識が非常に低い」とは、これ如何に。
「やっべ!アタシ意識低っ!」と思ってから、必死に行動してミスを挽回しようとしたってことだよね?
で、あれば意識自体は高いんじゃない?そもそも、仕事に対する意識が低い人だって上手くやってる人は沢山いる筈で、ミスは経験とか知識の不足が原因だろうから意識の質自体はあんま関係ない気がします。
勿論好きこそものの~なので、意識高い方が習熟率も高くなるんだろうけど、完全にイコールではないよね?
「仕事が出来ないこと」を「意識が低いせい」にして逃げようとしてるのか、「仕事が出来なくて困っている」ことをとっかかりにして「意識が高くなりたい」のか、この辺がよくよく読むと、相談者さんの中で複雑になっちゃってる気がします。
「うっかりミスが許されない仕事」というのも、例えば医療や食品、建築など人命に関わるレベルの話なのか、金銭的な損害がデカいとかそういうレベルなのか。
究極、仕事ってお金の上ですることだから、全部同じ価値で、全ての仕事で同じだけミスが許されないし、命に関わる仕事だろうと同じだけ人間はミスをするから、そういう「うっかりミス」に対してはある程度許容というか、「起こりうる可能性に対してのリスクヘッジ」を職場がしなきゃいけないと思ってます。
ミスって怒られながらでも経験値積んで、相談者さん自体のレベルを上げるしか解決方法無いと思うんですが、これを怒られたり責任を取るのが嫌だったりして、この「ミスの経験を積む」という工程を飛ばして「意識が高くなれば、突然自分は仕事が出来るようになるはず」と思ってるなら、結果がすべての世界の先輩からするとそこがちゃんちゃらおかしいぜ。
意識が高くなるかはわからないけど、根性を叩きなおすのに協力したいと思うので
・「ミスった時自分に振りかかるリスク」をかける範囲で出来るだけ具体的に。
・最悪意識は高くならなくても仕事が上手くなりたいのか、きちんと意識高く仕事がしたいのか?
この2点を教えて下さい。
お返事お待ちしております。
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1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。 現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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