【インタビュー】EXILE SHOKICHI、ソロ最新作でキャリアハイ!「僕のマインド聴いて」
EXILE SHOKICHIのソロ最新シングル「Futen Boyz」が10月3日にリリースされる。表題曲は、『HiGH&LOW』シリーズの最新映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』のオープニング曲。ユニークなタイトルは劇中の「憎めない風来坊」たちから広がっていったようで……。
ーー新曲「Futen Boyz」は、映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』(28日公開)のオープニングテーマとして書き下ろした楽曲だそうですね。
久しぶりに書き下ろし曲を作ったので、すごく楽しかったです。お話をいただく段階で挿入されるシーンが決まっていたので、映画の世界観を自分なりに表現していきました。ダン(山下健二郎)、テッツ(佐藤寛太)、チハル(佐藤大樹)の3人を見て、フーテンの寅さんじゃないですけど憎めない風来坊を表現する面白いパンチラインを作りたいと考えて、まず最初に〈純情 Futen Boyz〉という歌詞が思いつきました。あとは、〈1、2ステップでShow up〉という歌詞やそこのメロディ感で、ちょっとふざけてみたりと考えていった感じです。
ーー映画はアクションなしの純情ムービーということですが、映画を観た感想は?
面白すぎて、声を出して笑っちゃいました(笑)。『HiGH&LOW』シリーズの中でも、面白さという意味では一番かもしれません。ギャグの入れ方、パロディの使い方、映画としての起承転結もすばらしかったですね。
ーーそんな映画の世界観を具体的に楽曲へ落とし込むのに、どのような音をイメージしたのでしょうか?
とにかくファニーな感じにしたかったのと、僕の中では50‘sロッケンロールのイメージがあったんです。劇中でもリーゼントやライダーススタイルが登場するので、そんな要素を音楽に落とし込んで今回はロカビリー・ロッケンロール・トラップに仕上げました。制作にあたり、エルビス・プレスリーを始め50~60年代のUSロックやロカビリーは研究しました。
ーーこの曲では、トラックメイカーのSKY BEATZさんと仕事をしています。先ほどお話いただいたような内容を伝えて、トラック制作をオファーしたのですか?
はい。最初にキーワードをいくつか伝えました。ロカビリー、エルビス・プレスリーという言葉は確実に伝えましたね。あとは自分の頭の中で鳴っていた音のイメージを細かく伝えました。BPMは僕が指定しましたし、最初の印象的なギターのリフ、ビートのキックの感じなど結構細かく指示しました。映画の書き下ろし曲ということもあって制作時間が短かったので、自分の頭の中で何となく鳴っている音楽に、SKY BEATZのフレッシュなビートとアイデアをつなぎ合わせて作っていきました。
ーー映画のオープニングテーマとして書き下ろした楽曲ではありますが、曲単体としてはどんな風に楽しんでもらいたいですか?
ライブ映えする曲なので、自分のソロライブを想像して聴いてほしいです。書き下ろし曲ではありますが、ライブでパフォーマンスすることを念頭に置いて楽曲制作をしました。なので、「Futen Boyz」はライブのこの辺で歌おうというイメージもできていて、EXILE SHOKICHIのソロ・プロジェクト自体がツアーの実現に向かって動いている感じですね。そういったライブを中心に考えるという発想も、HIROさんから学んだことのひとつ。僕のエンタテインメントの根幹にあるのはHIROさんのイズムです。
ーーミュージックビデオについても聞かせてください。まず、何と言っても実弟である俳優の八木将康さんとの初共演がトピックかと思います。共演は誰の提案だったのですか?
僕です。劇中で、弟の八木将康があまやん(天野浩成)と縦笛兄弟を演じているんですけど、すごくユニークな役なんですね。その世界観を反映させたら面白いかなと思ってオファーしました。「Futen Boyz」自体が映画ありきの曲だったので、ミュージックビデオを観ると映画の内容もイメージできるような映像にしたいと思って、2人には役のまま出演してもらいました。
ーー映画のシーンも挿入されていますしね。
そうですね。海外のミュージックビデオを観ていても、映画のテーマソングになっている曲のミュージックビデオはわかりやすいですよね。
ーー完成したものを観て、どんな感想を持ちましたか?
照れ臭さかったですね(笑)。でも、弟と共演する機会なんて、こういうタイミングじゃないと実現することはなかったと思うので、ありがたかったですし貴重な経験になりました。
ーー将康さんはどんなリアクションでしたか?
仕事としてオファーしたので、マジメに取り組んでくれていました。ミュージックビデオの感想とか、そういったことはまだ聞いてないです。
ーー小さい頃はどんな兄弟だったんですか?
弟も僕も同じ野球チームに所属していました。年齢は2個下なのでELLYと同じ世代で、僕が中3の頃に中1って感じですね。なので、弟から見たら2歳上の先輩である僕は怖かったんじゃないですかね。
ーー今はもうそういう関係性ではないですよね?(笑)
はい(笑)、僕もだいぶマイルドになったので
ーー撮影時のエピソードで何か思い出すことはありますか?
あまやんのジャンプがめちゃくちゃヘタくそだったことですね(笑)。ほんとナイスキャラで、2枚目ですけど3枚目キャラになっていました。曲も曲だったので、マジメなノリというよりも、僕も遊びながら作れたミュージックビデオでした。「Futen Boyz」の楽曲の世界観同様に、存分に遊び感が出せたと思います。