堀口恭司と那須川天心が間接的に火花バチバチ【9・30 RIZIN】
堀口「プレッシャーをもらうと弱い印象」
「RIZIN.13」(9月30日、埼玉・スーパーアリーナ)の全選手インタビューが28日、東京都内で開催された。
メーンイベントでキックボクシングルールで対戦する堀口恭司と那須川天心がそれぞれ会見に臨んだ。
堀口はコンディションについては「バッチリ。計量もうまくいっていて準備万端」と話した。
今回、キックルールでの試合とあってトレーニングについては「打撃メインの練習をして来た。昔の空手と今のボクシングとかを自分の中で組み合わせて、新しい発見もいろいろあった」と振り返った。
那須川については「キックを代表する大スターだと思っている」と話し、「強いもの同士が戦えば盛り上がる。日本にはそのために帰って来た」とこの試合の意味について語った。
また那須川が苦戦した6月のロッタン・ジットムアンノン戦を見て「プレッシャーをもらうと弱い印象」としたうえで「総合の選手のほうが体幹がしっかりしているのでその分、有利じゃないかと思っている」と話した。
那須川「なめられている感じがある。しっかりと分からせてやりたい」
一方、那須川は「後は体重落としてって感じで調子はものすごくいい」とこちらも万全の仕上がりに持ってきた様子。
前日、堀口が公開練習を行い、そこで「那須川選手には穴がある」と言ったことについては「自分でも自分の穴は分かっているし、穴のない人はいないので、穴の突き合いになると思う。どちらが先にミスをするか。ミスしないことも重要だが、勇気の必要な試合になる」と話した。
今回の試合について「キック対MMAという形にはなっているけど、自分の中ではそれは後付けであって、堀口恭司というものを壊していきたい。インタビューとか聞いたけど、なめられている感じがあるので、しっかりと分からせてやりたい」としたうえで「おととい、夢に出て、ボコボコにして勝った。“おっしゃ終わった!”と思って、起きたら“夢かよ”みたいな感じだった。“ここで終わりたかったー!”というのはありますよ」と堀口戦への強い意識が垣間見られる言葉もあった。
堀口の過去の試合については「2~3回見た。入り方とかフェイントの仕方をずっと見ていた。だいたい癖だったり、入り込むタイミング、“こういうところには入ってこないんだな”という予想もつきました。でも試合はやってみないと分からないので」と対策はばっちりのよう。
会見には鮮やかな金髪で現れたのだが「テレビ的なことも考えた。今回注目されていて視聴率も上がるので、自分が真っ赤だったりカラフルにすると“なんだこいつ”となると思う。日本人だったらサッカー選手もやっているんで、金髪かな、と。堀口選手は絶対黒だと思ったし。アニメ『七つの大罪』にハマっているので主人公のイメージ。フルカウンターって技をやりたいです」などと話した。