岡田准一、会見中に「妻夫木さん」から「ブッキー」に呼び方を変更
映画『来る』の製作報告会が23日、都内にて行われ、主演の岡田准一、共演の黒木華、小松菜奈、妻夫木聡、柴田理恵と川村元気プロデューサーが登壇した。
同作は第22回ホラー小説大賞を受賞した澤村伊智の「ぼぎわんが、来る」を『告白』の中島哲也監督が映画化したホラー。“あれ”の謎を探る主人公のオカルトライターを岡田が演じる。
この日は編集作業中で多忙とのことで中村監督は来場せず。「でも俺の悪口は言うな」という監督のメッセージが読み上げられたが、妻夫木が「三重県で撮影した後、リテイクするというのでまた三重に行くのかと思ったら東京で撮ると。じゃあ三重での撮影は何だったんだと(笑)。一番のホラーは監督でした」といえば、岡田も「監督は男性にはあまり興味がないのか、すぐにOKが出る。僕と妻夫木さんのシーンでは僕らよりコショウの位置を気にしていた」と振り返り、小松も「子役の子に慕われる役だったので仲良くなろうと休日に遊びに行ったんですが、次に現場で会ったら初めまして、みたいな感じで。ときどきすごく大人びていて、手のひらで転がされているような…さすが中島監督が選んだ子だな、と思いました」。
とはいえキャストたちは一様に中島監督の妥協のない姿勢に信頼を寄せていたようで、岡田も「中島監督のこだわりについていくのは楽しかった」と語り、妻夫木も「毎回、想像を超えてくる。カメラワークや照明など、専門的なことも知っていて、自分が撮りたいものが何なのか分かっている人」と称賛。ところが続けて「ただ一つ、口が悪い。僕は暴言俳優と言われました(笑)」と明かすと岡田も「一度(セリフを)かんだとき“君は賞を取ってるんだからさ…”みたいな遠回しでディスられた(笑)」と明かし、会場の笑いをさそった。
実は同じ年という岡田と妻夫木。本格的な共演は今回が初めてとのことで「同じ時代を生きているので、撮影スケジュールがハードで“土9(土曜9時ドラマ)”みたいだね、とかマニアックな会話をしていましたね」と岡田。すると不意に妻夫木が「気になっているんですけど、僕は同じ年ということで岡田くんにタメ口で話しているんですけど岡田くんは未だに敬語なんです」とぼやく。岡田は「僕は年下にも敬語ですから」と返すも、妻夫木は「(同じく同年齢の)青木崇高には普通に話していた」と譲らず、岡田は「じゃあこれからタメ口で(笑)」と苦笑。「公開までまだ日があるので、それまでに雪解けを」という妻夫木に、岡田は「妻夫木さん…」と言いかけ「ブッキー」と呼び名を変えていた。
『来る』は12月7日より全国公開。