初のジム別対抗戦はK-1ジム総本部チームペガサスが勝利
「KHAOS.7」(11月17日、東京・新宿FACE)が開催。KHAOSの新たな試みとしてジム別対抗戦の<BATTLE of KHAOS>が実施され、K-1王者ゲーオやKrush王者ゴンナパーが所属するWSR(ウィラサクレック)フェアテックスジムとK-1ジム総本部チームペガサスが5対5形式で激突した。
先鋒戦ではWSR・向井貫太が1Rにダウンを奪って判定勝利。次鋒戦ではチームペガサス・SATORU成合が鮮やかなKO勝利で勝ち星をイーブンに戻す。中堅戦でもチームペガサス・璃明武(りあす)が秒殺KO勝利で勝ち越しに王手をかけるも、副将戦ではWSR・竜樹が2度のダウンを奪う大差の判定勝利を収めて、対抗戦は2勝2敗で大将戦へ。
決着戦となった大将戦ではチームペガサス・剣闘士”俊”が右フックで長崎秀哉をなぎ倒し、対抗戦は3勝2敗でチームペガサス勢が勝ち越し。今大会を生中継するAbemaTVよりチームペガサス勢に総額20万円のボーナスが贈呈された。
WSR×チームペガサスの対抗戦は2勝2敗で大将戦を迎えた。大将はWSR最古参ファイターの長崎とチームペガサスを支えるリーダー格の剣闘士。
1R、ともにオーソドックス。まずは剣闘士が左ミドル・左ローを放ち、様子見しながら前に出る。長崎も前に出ようとするとが、健闘しはこれを前蹴りで押さえ、ロープを背にした長崎に右クロスを側頭部へズバリ。これに長崎が後方へ倒れ落ち、初回KOとチームの勝利を決めた。
試合後、剣闘士は「試合自体は早く終わってしまったんですけど、試合に至るまでの間に長崎選手と気持ちのぶつかり合いを感じていたので、その中でKO勝ちできてよかったと思います。大将戦では、アマチュアから見てきたら璃明武や初めての一緒に試合をするメンバーもいて、一緒に対抗戦に出られてよかったです。(2勝2敗で大将戦を迎えて?)プレッシャーというよりも、試合前から死ぬ気でやると言っていたんで、勝っても負けても大将戦の僕が責任を背負うじゃないですけど、そのつもりで戦いました。だからあまり勝敗のプレッシャーはなかったかなと思います。僕はまだベルトをあきらめていません。他団体で試合を重ねた時期もあって、苦い思いも経験しました。そこではっきり勝ちと分かる形で勝たないといけないと思ったし、それから勝つための組み立てを意識するようになって、少しずつ結果が出てきてます。だからこれから結果がついてくるかなと思うし、やっと心技体が揃ってきたのかなと思います。ここからまだ上を目指したいと思います」と、試合を振り返るとともに、ベルトへの思いを口にした。