5年間の歩みを振り返る①【田口桃子の「死ぬまでモテたい」 第21回】

 今年の初めに、「GIRL’S CHは5周年を迎えます」というようなことを記事に書いたのですが、年があけるともう6周年になっちゃいます。

 今年は一年、5周年ということもありいろいろとキャンペーンみたいなことをしてきました。

 500円でオリジナル動画100本以上が見れる見放題キャンペーンとか、アダルトグッズのセット販売とか。

 5周年だからというわけではありませんが、オンラインサロンを始めたり、毎月新作発売記念イベントを開催したり、公開収録やオークションなども実施しました。

 また、長瀬広臣くんという大型ラブメンのデビューもありましたね!

 そんな5周年のしめくくりともいうべき、5周年記念作品集が、先月末に発売されました。(現在はGIRL’S CHサイトのみで先行販売中です!発売と同時に収録作品の人気投票も開催中なので、ぜひサイトを覗いてみてください。)

 せっかくなので今回は、GIRL’S CHのオープンから5年間の、女性向けAVとGIRL’S CHの歩みを振り返ってみたいと思います。

 さて、GIRL’S CHが始まるより前から女性向けのAV自体は存在していました。

 代表的なものとしては、ご存知の方も多いかと思いますが、2009年にスタートした女性向けメーカーのSILK LABOです。

 一徹さんや月野帯人さんなど「エロメン」と呼ばれるイケメン男優を中心に、物語の導入部を丁寧に描いた作品作りで、多くの女性の共感を得ました。

 現在でも毎月新作がリリースされ、新人エロメンのデビューもあり、女性向けAVをけん引するメーカーのひとつです。

 これまで男性向けのコンテンツばかりだったアダルト業界において、SILK LABOは女性向けAVの定義を作りました。

 一方GIRL’S CHですが、最初から「動画サイトを作ろう」という目的で始めた事業ではありませんでした。

 ソフト・オン・デマンド(以下SOD)として女性市場のさらなる開拓はできないものかと、「まずは女性をたくさん集める」ためにサイトを立ち上げようというのがスタートでした。

 一体どうしたらより多くの女性が集まるのか?

 女性が興味のあるコンテンツとは何か……ファッション、占い、イケメンなど、アイディアは思いつくものの、SODには弱いジャンルばかりです。

 じゃあどんなコンテンツならSODの強みが活かせるのか?

 それはやっぱり動画でしょう、というわけで、女性向けの動画配信サイトとしてより多くの女性を集めようという方向で、サイトの立ち上げが始まったんです。

 そして「AV1,000本が無料で見れる女性向け動画サイト」という、作品の多さや手軽さをサイトの売りとしてスタートしたのです。

 次回は、4つのキーワードでGIRL’S CHの歩んだ5年間を紐解いてみたいと思います。

田口桃子(たぐち・ももこ)
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。