「だいたいぜんぶ展」で乃木坂46がもっと知りたくなった!
乃木坂46の7年間が分かる企画展「乃木坂 46 Artworks だいたいぜんぶ展」が11日、六本木のソニーミュージック六本木ミュージアムで開催中だ。乃木坂46といえば、日本を代表するトップアイドル。そのクリエイティブを、間近で見ることができ、その意図を感じられる機会はなかなかない!と、行ってきた。
2012年のデビューから今年で7周年を迎える乃木坂46が、活動を重ねる中でリリースしてきた音楽作品、ジャケット写真、ミュージックビデオや衣装などを「だいたいぜんぶ」楽しむことができる展覧会。9万点超のアートワークや資料を可能な限り展示している。
会場は倉庫を模している。来場者は倉庫内を歩きながら初公開となる写真や映像の数々を巡る。誰も見たことがない乃木坂46を覗き見るような実験的な展示だ。
さまざまな制作資料からは「制作者の意図」を垣間見ることができる。「乃木坂46をどう見せるか」「どう切り取るか」、制作過程を通して「アイドルの視覚表現論」を感じる。その緻密な企画性から彼女たちがクリエイターにも愛されていることがわかる。
乃木坂46のメンバーの持つ刹那的な美しさを切り取ったエモーショナルな写真の数々を、未公開のものやアザーカットも含めて展示。ファンならもちろん、そうではない人でも楽しめる、美しい写真がところ狭しと展示されている。
コンセプチュアルなCDジャケットや、ミュージックビデオを彩った印象的な小道具なども多数展示。小道具はファンなら絶対に分かる「あの時のアレ」もあって、マニア心が刺激されそうだ。
これまで乃木坂メンバーがさまざまなシーンで身につけた衣装の展示は圧巻。巨大なディスプレイラックには、楽曲で着用した有名な衣装から、ライブや歌謡祭などで使用したレアな衣装まで、約250点を展示。素材やデザインのディテールまで、好きなだけ、じっくり見ることができるのは、ここだけだろう。
グッズ売り場には、本展のために制作されたレアなグッズがずらりと並ぶ。シンプルなデザインのステーショナリーや倉庫内の収納のレプリカなど実用的なグッズから、マニア心をくすぐるアートワークを使用したグッズまでさまざまだ。
中にはミュージックビデオで使用した椅子や自転車のレプリカなどのレアグッズも。定番のTシャツは人気のライブ会場限定Tシャツなども復刻している。
ファン心を刺激する「ジャケ写マグネットカプセル」のガチャガチャ(1回300円、全112種)も。ちなみにカブリが嫌だという人のためかフルコンプシートも別売している!
併設のカフェスペース「坂 CAFÉ」」では、「ロマンティックいか焼き フードプレート」など楽曲やメンバーにちなんだフードやドリンク、デザートなどを楽しむことができる。どのメニューもSNS映えするような見た目の可愛さがうれしい。さらにカフェ内ではソニーのLEDディスプレイを使用し、臨場感あふれるライブ映像も見られる上映するので見逃せない。
乃木坂46のファンはいうまでもないが、そうではないという人も乃木坂46のことを好きにある、もっと知りたくなる展覧会であることは間違いない!
5月12日まで同所で。
(取材と文・ミクニシオリ)