ものまねタレントニッチロー‘が、2019年のカレートレンドを大胆予想
カレー界の発展に寄与した企業と団体を表彰するイベント「カレー・オブ・ザ・イヤー 2019」が22日、都内の会場で行われた。同イベントは、カレー総合研究所が運営するカレー大學が、1月22日のカレーの日を記念し行っているもので、今年で3年目を迎える。
表彰式の前に、カレー総合研究所の代表で、カレー大學の学長でもある井上岳久氏から、直近のカレートレンドについて講演が行われた。それによると、近年のトレンドのキーワードは「健康系」「大阪発祥」「フォトジェニック」「甘口」「間借り」とのこと。2017年~2018年に流行した「スパイスカレー」も「大阪発祥」「フォトジェニック」「間借り」に当てはまるという。
それを踏まえ、2019年のカレーのトレンドをゲストの日刊カレーニュース編集長・村尾直人氏と、米大リーグ・マリナーズのイチローのものまねタレント・ニッチロー‘がずばり予測。実はニッチロー’は、イチローが朝カレーを食べる習慣がある事からカレーにはまり、現在はWeb ニュース「カレーパン通信」の編集長をつとめている。
村尾氏は「大久保の大人気店『魯珈』の影響か、ポークビンダル―やラムビンダルーが人気なので、その辺りがきそう。あとは辛めのバターチキン、ネパールカレーがブームになりそう」と予測。ニッチロー‘は「カレーパンがきます。ご当地のとか。多くの名店がレトルトカレーを出しているので、その流れでより手軽に食べられるカレーパンがくるのでは?」と予測した。
表彰式では、10部門から13の商品・団体・企業などがそれぞれ受賞。井上氏は、「今年も乳酸菌入りや、オーガニック、グルテンフリーといった “健康系”のものが多く受賞している。それを踏まえ、今年も昨年に引き続き、“健康系”“フォトジェニック”“間借り”などが流行しそう」とコメント。2019年、どんなカレーがブームになるのか?!
【カレー・オブ・ザ・イヤー2019受賞商品】
■カレールウ部門「まもり高める乳酸菌L-137バーモントカレー<中辛>」(ハウス食品)
■レトルトカレー部門「『神田カレーブランプリ』レトルトカレーシリーズ」(ヱスビー食品)
■同「選ばれし人気店シリーズ3品」(ハウス食品)
■カレーパウダー部門 該当なし
■外食カレー店部門「全国スパイスカレー」(全国のスパイスカレー店を展開する店舗すべて)
■同「間借りカレー」間借りでカレー店を展開する店舗すべて)
■ご当地レトルトカレー部門「焼肉の〆のキーマカレー」(マルマン)
■カレー関連飲食部門「カリーヴルスト」(東京ドーム)
■新規事業部門「ゴーストレストラン(カレー)」(6curry)
■企画部門「レトルトカレー/とれたてキャッチャー」(エブリデイ)
■社会貢献部門「中澤照子/更生カレー」(Café LaLaLa/保護司・中澤照子)
■特別賞(カレー大學健闘)部門「オーガニックカレー」(カレールウ/井上スパイス工業)
■同「グルテンフリー美味安心」(美味安心)
■同「野菜を主役にしたカレー」(JA東京むさし)