樹木希林プロデュース作主演・浅田美代子や前“ぼくりり”、吉本坂46が沖縄国際映画祭に意気込み



「島ぜんぶでお~きな祭 第11回沖縄国際映画祭」概要発表会見が3日、都内にて行われ、故・樹木希林が初プロデュースを手掛けた『エリカ38』主演の浅田美代子や、地域発信型映画『誰にも会いたくない』に主演するたなか(前職ぼくのりりっくのぼうよみ)、吉本坂46らが登壇した。



 実際の詐欺事件をもとにした『エリカ38』で主人公の詐欺師を演じた浅田美代子はプロデュースを手掛けた樹木について「希林さんとは私的にも仲がよくて、家で2人でこの事件のことをワイドショーで見ていたときに希林さんが“美代ちゃん、あんたこういうのをやったほうがいいよ”と。でも私は“私には(こういう役は)来ないと思うよ”という話をしていたんです。そうしたら話が来たので、希林さんが本当に動いたんだとびっくりして感動しましたね」と明かした。さらに同作に家政婦役で出演した山崎静代(南海キャンディーズ)も「以前からあこがれていて、樹木希林さんに一目会いたいという気持ちで現場に行きました。私もアドバイスを頂いて、本当にすごい方なんだなと思いました」と振り返り、浅田から「希林さんは静ちゃんがこの役をやってくれて本当によかったと言ってました」と告げられると「できないお手伝いさんという役だったのでそのままボソボソやっていただけだったんですが、ありがたいです」と感激の面持ち。「浅田さんが美しくてエロいシーンが結構あるので熟女好きな人に見てほしい」とアピールした。



 主演作『おいしい家族』『酔うと化け物になる父がつらい』が上映される松本穂香は、映画祭で楽しみにしていることを聞かれ「お笑いが好きなんです。ジャルジャルさんが大好きなので、イベントなどで会えるのを楽しみしています」。『クソみたいな映画』の脚本を手掛けた石田明(NON STYLE)は作品について「説明しにくい」と頭を抱えつつ「映画なのか映画じゃないのかというのがずっと続くんですよ」と答え、ゴリから「それってクソみたいな映画じゃないですか」とバッサリ。それでも「でも見終わったら明日って大事だなと思える映画。とにかく有名なコメンテーターにこのタイトルを言ってほしい」と意気込みを見せていた。



 引きこもりになると妖怪に変化するという不思議の国を舞台にした『誰にも会いたくない』で主演を務めるたなか(前職ぼくのりりっくのぼうよみ)は、今年1月にぼくのりりっくのぼうよみとしての活動を終了したたなかは「たなかという名前は適当につけました。しばらくは無職をやろうかなと思っています。俳優を続けるかは分かりませんが楽しかったです」と撮影を振り返った。



 アイドルグループ・吉本坂46としてデビューを果たしたトレンディエンジェルの斎藤司は「今回はアイドルとして参加できることがうれしい。映画祭でアイドルがステージで歌っているのを見て、ずっとそちら側に行きたいと思っていた」と笑顔。吉本坂46の人気について聞かれると「留まるところを“知る”というか…でもアルバムも100万枚…はいかないくらいですが、今の時代にしては売れてるほう」と、好調ぶりをアピール。たかしは、大ファンだった前田敦子出産のニュースについてコメントを求められ「毎日、劇場に通って手紙を書いていたので元カノが出産したような気持ち。おめでとうと伝えてください、伝える手段がないので」と報道陣に頼んでいた。

「島ぜんぶでお~きな祭 第11回沖縄国際映画祭」は4月18日から21日まで沖縄県那覇市の波の上うみそら公園他にて開催される。