根本宗子が本多劇場に再登場する M&Oplaysプロデュース『クラッシャー女中』
昨年12月、自ら主宰する月刊「根本宗子」の本公演で師走のなにかとせわしない時期にもかかわらず、本多劇場を連日満員にした根本宗子が中2カ月にして今度はM&Oplaysプロデュース公演で本多劇場に再登場する。
今回は「サークルクラッシャーな女」と「欲望まみれの絶対王子」という2人の濃いキャラクターを中心に展開する悲喜劇。女の欲望と男の欲望が激しくぶつかり合う新作書き下ろしだ。
世界的な画家であり、大富豪の小笠原義一の息子・義則(中村倫也)は、大人気のデザイナーとして、成功を手にしていた。義則は、彼の好みの女性・静香(趣里)を婚約者としてこの屋敷に迎える。彼女はゆみ子(麻生久美子)という女中を伴っていた。この2人の女がこの屋敷に現れたことで、隠された真実が次々とあらわになり、彼女たちの仕組んだ罠が、義則の底知れぬ欲望が、思わぬ事態を招いてゆく――。ある屋敷を舞台に繰り広げられる女と男の対決の物語。
麻生と中村は初共演で根本作品にはともに初出演。舞台、映像作品で強烈な存在感を放つ2人だが、そこは根本も負けてはいない? 3人の個性が融合した時、果たしてどんな作品が出来上がるのか…。
東京公演の後は名古屋、大阪、島根、広島と西日本を行脚する。