【最新号4月8日配布開始】新元号が万葉集出典の「令和」に

【CONTENTS】

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TOKYO HEADLINE vol.717

意味は「人々が美しくも心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
新元号が万葉集出典の「令和」に



 政府は4月1日、「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」とすることを決定した。

 この日午前9時ごろ、京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授ら各界の有識者9人を招き「元号に関する懇談会」を開催。ここで6つの原案を示して意見を求めた。その後、衆院議長公邸で衆参両院の正副議長に意見を聴取し、全閣僚会議を経て、臨時閣議で新元号を定める政令を決定した。

 そして菅義偉官房長官が会見し公表。菅氏が自らの右側に墨書を掲げた際に、NHKの中継ではそこに手話通訳のワイプが重なり、しばらく視聴者が見られないという状態が続いた以外は滞りなく発表は進んだ。

 菅氏は「令和」について「日本人の生活の中に深く根差すように努める」と話し、考案者や決定前の原案を明らかにすることは「適当ではない」として公表しなかった。

 その後、安倍晋三首相も記者会見し「人々が美しくも心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」などと説明した。

 出典は日本最古の歌集「万葉集」で、日本の古典からの引用は初めて。

 今後は4月30日に「退位礼正殿の儀」が行われ現陛下が譲位され、5月1日に皇太子さまが新天皇にご即位され改元となる。

 5月8日から「大嘗祭」が始まり、10月には「即位礼正殿の儀」(即位の礼)と「饗宴の儀」が行われる。

 平成2年11月12日の「即位の礼」には約160の国・機関の要人が参列。このうち元首級の来日は66カ国、王族、首相級は53カ国に上った。政府が承認する国家の数は当時より増えており、今年10月に来日する要人も前回を上回ることが予想されている。

 そして11月には大嘗祭の主要儀式「大嘗宮の儀」が行われる。