緊急参戦の村田夏南子が実力差見せつけ一本勝ち【4・21 RIZIN】

戦利品のソンブレロをかぶって会見場に現れた村田
電光石火の肩固めをがっちり

「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)で緊急出場となった村田夏南子がメキシコの サライ・オロスコと対戦した。

 村田は1Rからレスリング仕込みのタックルで難なくテイクダウンに成功。フロントチョークの体勢から腕を巻き込み三角締めで極めにかかる。潜ってスタンドに戻すオロスコだが、村田のプレッシャーは強烈で再度のフロントチョークをしのぐのに精いっぱい。オロスコは1R終盤に一瞬反撃を見せたが、村田はすぐにポジションを取り返す。

 2Rも早々にタックルでテイクダウンに成功する村田。最後は組み付いた村田が大きくリフトするとオロスコがフロントチョークを取りかける。村田はこれを冷静にさばき、リング中央でテイクダウン。上のポジションを奪うと電光石火の肩固めをがっちりと極めオロスコを絞め落とした。

 村田は試合後の会見でフィニッシュの前の展開について「しょうもない試合をしているなと思い、ここで持ち上げててぐるぐる回せば会場が沸くかと思ったらギロチンが入りかけて“やばい”と思って、これで、一気にバンていったら極まってしまうなと思った。うまくさばけて、よかった」などと振り返った。

 今後については「INVICTAで6月に試合が決まっていると聞いたので、そこに向けてまず体も心も作り上げていきたい」と話した。
「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)
◆第12試合 「RIZINライトヘビー級タイトルマッチ」RIZIN MMAルール(93.0kg)5分3R ※ヒジあり
●キング・モー(アメリカン・トップチーム)(3R3分2秒、KO)イリー・プロハースカ(チェコ共和国/Jetsaam Gym Brno)〇

◆第11試合 RIZIN キックボクシング ルール:3分 3R(59.0kg)
〇那須川天心(ARGET/Cygames)(3R1分24秒、TKO=レフェリーストップ)フリッツ・ビアグタン(フィリピン/Biagtan Martial Arts)●

◆第10試合 RIZIN MMAルール(60.0kg)5分3R ※ヒジあり
〇堀口恭司(アメリカン・トップチーム)(1R2分53秒、KO)ベン・ウィン(アメリカ/INTEGRATED MMA)●

◆第9試合 RIZIN MMAルール(71.0kg)5分3R
●北岡悟(ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜)(2R3分56秒、TKO)ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)〇

◆第8試合 RIZIN MMAルール(93.0kg):5分3R ※肘あり
〇カール・アルブレックソン(スウェーデン/PANCRAE GYM WEDEN)(判定3-0)クリスティアーノ・フロリッチ(ブラジル出身/EVOLUCAO THAI)●

◆第7試合 RIZIN女子MMAルール (51.0kg):5分3 R ※肘あり
〇RENA(シーザージム)(判定3-0)サマンサ・ジャン=フランソワ(フランス/FURACAO)●

◆第6試合 RIZIN MMAルール(68.0kg)5分3R
〇朝倉未来(トライフォース赤坂)(判定3-0)ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)●

◆第5試合 RIZIN女子MMAルール (57.0kg):5分3 R ※肘あり
〇渡辺華奈(FIGHTER’FLOW)(判定3-0)ヤスティナ・ハバ(ポーランド/partakus Rzeszow)●

◆第4試合 RIZIN MMAルール(71.0kg)5分3R ※ヒジあり
〇ダミアン・ブラウン(オーストラリア/THE GARAGE / TEAM COMPTON)(判定3-0)武田光司(BRAVE)●

◆第3試合 RIZIN MMAルール(58.0kg)5分3R ※ヒジあり
〇マネル・ケイプ(アンゴラ/AKA Thailand)(2R3分59秒、TKO)伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)●

◆第2試合 RIZIN女子MMAルール (57.0kg):5分3 R ※肘あり
〇村田夏南子(フリー)(2R2分12秒、肩固め)サライ・オロスコ(メキシコ/LEGION MMA) ●

◆第1試合 RIZIN キックボクシング ルール:3分 3R(61.0kg)
●大雅(TRY HARD GYM)(2R2分34秒、TKO)タリソン・ゴメス・フェレイラ(ブラジル/Champions Factory)〇