宮城MAXが驚異の11連覇で優勝! 車いすバスケ天皇杯決勝
どこまで記録を伸ばすのか。「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」の決勝が12日、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、宮城MAXが71−35で11連覇を勝ち取り、令和新時代の王者に輝いた。
11連覇を果たした、前回王者・宮城MAX
王者のプライド捨てて見えた、11連勝
3日間行われた大会最終日には、のべ1万1885人の観客が集結。決勝戦は、前回王者・宮城MAXと初優勝に挑む埼玉ライオンズが対戦。これまで4度MVPに選ばれ、チームの攻撃の要である藤本怜央がこの日も好プレーを連発。31ポイントを決め、圧倒的な強さを発揮したほか、土子大輔、藤井新悟もシュートを決めるなど、得点力を見せつけた。藤本は「今日は1番良かった。昨日、おとといと勝利したものの、序盤の入りが良くなかった。それまで相手のプレッシャーに勝てなかった部分があったが、今日はパスの回数を増やして回避できた。そこが何より違った」と振り返る。チームでは、決勝を前に話し合いが持たれたといい、「王者のプライドをいったん捨てようと話し合った結果、今日は一丸となって臨むことができた」と、11連覇の舞台裏を明かした。