昭和、平成、そして令和へ伝えられる“記憶” 特別企画「百段階段STORY展 〜昭和の竜宮城へタイムクルージング〜」

同時開催:「未来へつなぐアート展from日藝」

 1935年(昭和10年)に建てられたホテル雅叙園東京に現存する唯一の木造建築であり、国の登録有形文化財を経て2009年(平成21年)に東京都の有形文化財に指定されている「百段階段(旧三号館)」。その文化的美術的価値のある空間とともに、創業時より語り継がれてきたエピソードをたどる特別企画展。

 百段階段は、日本画の大家・鏑木清方(かぶらき きよかた)や、荒木十畝(あらき じっぽ)をはじめ、当時の著名な芸術家たちが作りあげた彫刻・建築・工芸などで彩られた、まさに “美術の殿堂” と呼べる場所。本展では「百段階段」の本来の姿を堪能しながら雅叙園が誇る美術品の数々を紹介。また全時間帯で撮影可能なので、建築と美術品が作り上げる日本の美にあふれた空間をフォトジェニックにとらえてみては。

 また、当時の芸術家を数多く招き雅叙園を作り上げた創業者・細川力蔵が、若手芸術家に発表の場を提供したように、その思いを継ぎ日本大学芸術学部の協力のものと、 未来を担う若き芸術家によるアート展「未来へつなぐアート展 from 日藝」を同時開催。かつて“昭和の竜宮”と称えられた館の趣を令和の時代に振り返りつつ、未来を担う作家たちの新たな息吹も感じよう。



【会場】ホテル雅叙園東京
【会期】開催中〜6月23日(日)
【時間】日〜木曜:10〜17時、金土:10〜20時(入館は閉館の30分前まで)
【休】会期中無休【料金】一般1600円、大学生1200円、高校生以下無料
【問い合わせ】03-5434-3140(10〜18時)
【交通】JR目黒駅より徒歩3分 ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」
【URL】 https://www.hotelgajoen-tokyo.com/