ハヤカワ五味の新たな挑戦、モノを通じて課題を解決する 「生理用品という語られてこなかった文化に、光を照らしたい」

 “~になりたい”――。女性が思う“Be”の部分にフォーカスを当て、さまざまな立場の女性ゲストを招き、仕事や育児、ライフスタイルなどについてクロストークを展開するTBSラジオの新番組「Be Style(ビースタイル)」。

 Nagatacho GRiD[永田町グリッド]にて公開収録された今回の放送は、MCを務める菊池亜希子さんとともに、株式会社ウツワ代表取締役、ファッションデザイナーのハヤカワ五味さんが登場。

 ウツワという社名に込めた思い、そして新規事業として始動した“生理用品の開発”について展望を語った。

 胸が小さい人向けのランジェリーブランド「feast」や、細身向けワンピースブランド「Double Chaca」などのアパレルブランドを、2015年、18歳の時に設立したハヤカワ五味さん。『Abema Prime』や『モーニングCROSS』といったメディアに登場するだけではなく、インフルエンサーとしても大きな注目を集める現代的な経営者の彼女だが、「ランジェリーブランドを起業をするつもりはなかったんですよ」と振り返る。

 「ほしい人がいれば……くらいの気持ちで始めたんですね。それこそ友達くらいの距離感で広まればいいなくらい。ところがTwitterで告知をしたところ、ビックリするくらい反響があって。胸が小さいことで、下着に困っている人がこんなにいるんだと、私自身、とても驚いたくらいです」

 もともと、「ゲームのグラフィックデザイナーになりたかった」だけに、「feast」を仕事にするべきか大学4年生の段階でも悩んでいたという。

 「単にモノ自体を売るだけではなく、モノを通じて課題を解決したいという思いからランジェリーを作りました。下着を通じて、多くの女性が喜んでくれる姿を見て、“だったらモノを通じて、もっと何かできるんじゃないかな”と。ですから、企業すること自体に意味はなく、あくまでツールの一つに過ぎないと思っています。会社は、事業や人間を守る器であるべきだし、そうあり続けたいなって」

 ウツワという社名に込めた思いを、彼女はそう語る。
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