ぷりぷりの生牡蠣が楽しめる!銀座で「オイスターバー in TAU」開催/11月29日(金)の東京イベント

「ひろしまブランドショップ TAU」で「オイスターバー in TAU」開催
 牡蠣といえば冬の季語。旬の牡蠣を生食で楽しめるシーズンは11〜4月といわれている。そんな美味しい生牡蠣を楽しめる期間限定イベント「オイスターバー in TAU」が、銀座の広島ふるさとショップ「ひろしまブランドショップ TAU」にて行われている。2012年にショップがオープンしてから今年で8回目を数える人気イベントだ。

 広島県は日本最大の牡蠣の産地で、2017年の全国の牡蠣総生産量2万9846トン(むき身)のうち、実に1万8708トンを広島県が占めている。つまり62.7%は広島県産なのだ。広島県産の牡蠣の特長は、一般的に殻が小さいけれど身が大きくぷりっとして、濃厚で滋味あふれる味わいと磯の香り。「オイスターバー in TAU」第3弾、第4弾では期間中に3種類の生牡蠣を提供している。
左から「塩田熟成牡蠣」1粒500円、「Zオイスター」1粒600円、「三浦さんの牡蠣」1粒400円、「3種食べ比べセット」1350円(すべて税込)
 まずはファームスズキの「塩田熟成牡蠣」。広島県の離島である大崎上島の湧き水と、瀬戸内の海水の混ざり合う栄養豊富な塩田跡の養殖池(クレール)で牡蠣を育てている。ファームスズキの鈴木隆代表取締役は「水産大学を卒業して20代の頃に、フランスのマレンヌ=オレロンというところで塩田を使って牡蠣を養殖しているのを見た。彼らは塩田のことをクレールと呼ぶのですが、塩田で熟成させたクレールオイスターは一番のブランド。現地の人に教わって食べた時に、非常にまろやかな甘みが際立っていたことに感銘を受けて2011年から養殖を始めました」と語る。人工的に孵化させた牡蠣の稚貝をバスケットの中で成長させ、水深が浅く太陽光がよく届く環境で繁殖した塩田特有の植物プランクトンで育った牡蠣は、驚くほど芳醇で甘みがたっぷり。

 そして、フルスイの「Zオイスター」は水揚げ量が少なく、希少価値が高い三津湾産の三倍体の牡蠣。牡蠣の密度を下げて養殖することで、身入りがよく美味しい牡蠣が育つのだという。類似商品との区別で殻に「Z」の文字が刻印されていて、強い旨味とジューシーな味わいが特長だ。

 三浦海産の「三浦産の牡蠣」は下垂式の養殖方法だが、栄養分の多い海域と少ない海域を移動させて身を太らせ、身入りのよい牡蠣だけを選別して水揚げするなど品質にこだわりが。県内では主に高級スーパーや飲食店で取り扱いされ、マイルドな中にも濃厚な旨味が詰まっている。
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