【FRONT LINE in 韓国】注目のブランド「13MONTH」のSONG SUN MIさんに聞く

世界中どこでもファッション&ビューティにみんなが夢中。今はインスタで地球の裏側のトレンドだって、1タップでチェックできるけど、やっぱり現地で自分の肌で感じるものこそが本物の最先端、トレンド!【FRONT LINE】は、モデル、DJ、コラムニストとしても活躍する、一木美里が現地に飛び、最前線をリポート。世界からファッション&ビューティのリアルなトレンドを発信します。 今回はK-POP、K-Beautyと世界から注目を集める韓国の最前線をリポート!

 今回は話題のファッションブランド「13MONTH(サーティーンマンス)」の代表兼デザイナーのSONG SUN MIさんにお話を伺ってきました。


ーーブランドのはじまりとコンセプトについて教えてください。

「13MONTH」は、2013年にローンチしたユニセックスデザイナーブランドです。限定したスタイルにとらわれることなく、チャレンジ精神を生かしたコレクションを発表しています。「個性的なスタイルだけど、やりすぎない」「トレンディだけど、流行に左右されない」毎日着たい、手にとりたい。そんなシンプルで明確な部分を大切にしているブランドです。

ーーブランド名の由来はなんでしょうか?

 カレンダーには存在しない「13月」のように「どこにもない製品を作ろう」という強い気持ちもありますが……12月が「終わり」、再び1月という「始め」に戻るのではなく、「終わりだと思ったところで成長し続けていくことを願う気持ち」という意味で13月、「13MONTH」を作ることにしました。

ーーー素敵ですね。


ーーーブランドを立ち上げたきっかけを教えてください。

 東洋画を専攻だったのに、ファッションデザイナーに。そしてCEOになりました。当時の私は美術を学びながらも「止まっている作品」であることに物足りなさを感じていました。ファッションは「動く作品」。新鮮で、私に刺激を与えてくれました。展示され、鑑賞するする作品で終わるのではなく、着せて動き、誰かの人生と共に過ごすということに対して喜びを感じたのが大きいです。そのかでだんだん、私がデザインした洋服が愛して下さる方たちのクローゼットまでいくすべての過程を、責任を持って見ていたいという気持ちになって、デザインだけではなく、製造、流通、マーケティングを直接するブランドにと、事業化したんです。

ーーとても素敵な考えかたです!

 東洋画からファッションに専攻に変えて勉強していた20代前半、自宅て練習として、ミシンでさまざまな服を作ったりしました。何人かの知人にプレゼントもしたりしましたね。その中には、海外に進出したファッションモデルの友人にプレゼントした服もあるんですよ。海外で、デザイナーやモデルたちが友人に聞くんだそうです。「どんなブランドなのか」って。それを聞いて、「そろそろ自分のブランドを作ろう」と思うようになったんですよ!



ーーそれで、その時に立ち上げたのがこの「13MONTH」なのですか?

 いいえ。最初は就職しました。2012年に卒業したあと、国内のファッション企業である「ハンサム」という会社のブランド「ランバン」でインターンを始めました。1年後にはバッグブランドの共同代表としてデザインと運営をすることで経験を積みました。そのなかで、トータルファッションがしたかったので、「13MONTH」を1人で立ち上げました。それが、2013年です。

ーーブランドを展開していく中で大変だったことは何ですか?

 現在は、各業務ポジションに担当者がいますが、ブランドを立ち上げた初期には、すべての業務を1人で処理したので、とても時間が足りなかったです。デザインもしながら、営業、発送とC/Sと精算まで。事務所の連絡先を個人の携帯電話番号と連動させて、業者と顧客のC/Sを外でも応対したり、通常の勤務時間中には営業や配送を行って、夜と早朝にデザインと精算などの個人的な業務などを行っていました。1日24時間では足りなくて足りなくて……ただその当時この問題に対処する方法はありませんでした。



ーープロモーション展開でこだわっているポイントを教えてください。

プロモーションを広告や販促活動と解釈したとき、価格の競争力や製品のデザインを重点的にアピールするのも良いと思いますが、私はコレクションのムード(雰囲気)が最も大事だと考えています。

ーー「13MONTH」さんのムード、私はとても好きです。

ありがとうございます。新商品のコレクションのLOOKBOOK(カタログ)を撮影する時、一番心がけている部分はムードですね。服の質感とシルエットのデザインも大事ですが、どのモデルをキャスティングするか、どんな場所でするか、どんな壁紙を選ぶか、またどんな感じの表情とポーズをモデルに要求するかどうかなど、全体的なムードに最も気をつかいます。なぜかといえば、クローゼットから服を選ぶとき、服の価格で判断したり、デザインをチェックしながら着るわけではありませんよね。その日の気分や感覚で選ぶびます。だから、ムードがなによりも大事だと思っています。

ーー最近の人気のアイテムと、その理由を教えてください。

韓国国内では寒波によるロングパディングブームがありましたが、他のブランドのスポーティなものではなく、クラシックなチェック柄の綿素材のロングパディングをローンチして人気がありましたね。アロハシャツやディテールが効いたパンツ、バケットハット、リュックなど、トータルファッションブランドだからこそ、全アイテム群が人気がある方だと思います。

※ロングパディング……ダウンのロングコートのこと



ーー他のブランドとここが違う!というポイントを教えてください。

先ほどと重複しますが、やはり、毎シーズン新しいスタイルを提案し「個性的なスタイルだけど、やりすぎない、トレンディだけど流行に左右されない」、毎日手にとりたいブランドであることですね。

ーーブランドへの愛を語ってください!

20歳ぐらいのとき、知り合いもいないまま、ソウルに来ました。「13MONTH」を通じて、さまざまな経験を得て、大切な人々と出会いました。数多くの縁と私自身の青春がこのブランドとつながっています。おそらく死ぬ前に見るという走馬灯のすべてのシーンは、このブランドと一緒だと思います。

ーーありがとうございました!


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【MORUGI】
”あたたがまだ知らない韓国ファッションを楽しんでほしい”
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