【インタビュー】大泉洋 × 小池栄子 太宰治・未完の作が笑って泣けるロマンティックコメディーに!

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』
 昭和の文豪・太宰治の未完の遺作が、爆笑しつつホロリとさせるロマンティックコメディー映画としてよみがえる! ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で太宰の未完の作を完成させ、舞台化した「グッドバイ」を、『八日目の蟬』の成島出監督が映画化。情けないのになぜかモテるダメ男・田島役に大泉洋。美貌を隠し我が道を生きるパワフル女・キヌ子には、舞台版でも同役を演じ絶賛された小池栄子。実は「笑いの感覚が近い」と語る2人。無敵の“コメディー”タッグが誕生か!?
撮影・堀田真央人

2人に共通する“笑いのセンス”!


 映画はもちろん、お茶の間でも絶妙な笑いを繰り広げる人気者の2人。

小池栄子(以下:小池)「大泉さんと話していると、いろいろな話題で“あれってどうなの?”と、気になるポイントがけっこう被っているなと思うことがよくあります。ツッコミたくなるポイントが似ている、というか。毒っ気みたいなところは近いんじゃないかなと思います」

大泉洋(以下:大泉)「小池さんはファンの多い方だけど、そういうところも好きな人多いですよね(笑)」

小池「実は、私は人を笑わせるつもりはそんなになくて。単純に口が悪くて、ただ単に文句を言っているだけなんですけど(笑)。ただ結果的にツッコミを笑ってもらえるのは、毒づくポイントが多くの人が思っていることだったり、一般的な感覚からかけ離れていないからなのかな、と思います」

大泉「僕は普通にしているつもりでも、小池さんはそこにも突っ込んできますからね(笑)。先日、小池さんに言われて非常に困ったのが、食べるときに目をつぶるのは変だ、って。僕は、おいしいものを食べる瞬間は視界を遮断して集中したいんです。僕にとってはとても自然な行為だったのに、つぶるなと。それ以来、食べるとき気になってしまうわけです。“あ、今また目をつぶっちゃった!”って。僕は食の番組もやっているんですけど“小池さんにこんなことを言われた”と共演者に言ったら、やってみろと言うので、やって見せたら“確かに気持ち悪いわ”と番組の人たちにまで言われて…」

小池「だって人と一緒に食べているときは“おいしいね”って共有しません? でも1人で目をつぶってたらなんだろうこの人…ってなりますよ。しかもまた、目をつぶっている時間が長い(笑)。でも最初に言い出したのは三谷幸喜さんなんです。一緒に食事しているときに、目をつぶっている大泉さんを見てボソッと“気持ち悪いな、アイツ”って。でも2人がかりでそういうことを言うのはよくないから、私はもう言うのをやめようと思って」

大泉「あはは(爆笑)。まあでも僕も小池さんもいろいろツッコミたくなるほうだから、2人でいるといろいろ毒づいちゃうんですよね」
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