2万円が今ならタダに!家で見るスーパー歌舞伎のススメ!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
東京都に緊急事態宣言が発令されまして、4月末に出演予定だったACTOR’S TRIBE ZIPANGプロデュース『シーボルト父子伝~蒼き目のサムライ~』が8月に延期となってしまいました。
まあ…今の状況では致し方ないところもあります。ということでじっと我慢の時を過ごしております。
そして映画館も軒並み休館ということで、今回の鑑賞記はどうしたものかと思ったのですが、ちょっと新しいことをしてみました。
ということで今回は鑑賞記やります。
あと、家にこもっていろいろ考えることもあると思いますし、逆に家にこもりたいのにこもれなくて、鬱々としている方もおられるかと思います。
そんな皆さんのお悩みも聞かせていただければです。
では今週も始めましょう。
東京都に緊急事態宣言が発令されまして、4月末に出演予定だったACTOR’S TRIBE ZIPANGプロデュース『シーボルト父子伝~蒼き目のサムライ~』が8月に延期となってしまいました。
まあ…今の状況では致し方ないところもあります。ということでじっと我慢の時を過ごしております。
そして映画館も軒並み休館ということで、今回の鑑賞記はどうしたものかと思ったのですが、ちょっと新しいことをしてみました。
ということで今回は鑑賞記やります。
あと、家にこもっていろいろ考えることもあると思いますし、逆に家にこもりたいのにこもれなくて、鬱々としている方もおられるかと思います。
そんな皆さんのお悩みも聞かせていただければです。
では今週も始めましょう。
黒田勇樹
さて、今回の鑑賞記、いつもとは趣向を変え、現在松竹のYouTubeチャンネルで公開されているスーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」を、観ました。
なんて贅沢!2万円近くするスーパー歌舞伎が家に居ながらにして、無料で見れちゃう!このチャンスを逃す手はありません。
若手の俳優さんに「黒田さんはどうしてそんなにセンスがいいんですか?」と聞かれると僕は「子供の頃、観劇にかけた金額が違うから」と、答えています。
具体的にギャラがいくらだったかは知りませんが、子役として売れまくっていた間、観たい作品は全て、小学校3~6年の間は年300本、小劇場から映画、オペラ歌舞伎バレエまで、なんでも観させてもらってました。
そんだけ観ていると、色々な場面で、どんな「間」「展開」「演出」が、一番面白いのかが身体に染みついている。
やっぱ基本的にね、高価なものほどクオリティが高いし、面白いんですよ。
この染みついた「感覚」こそが、「センス」と呼ばれるヤツなのです。
貧乏演劇人となった今も、せめて年に1回は1万円以上する芝居を観ようと心がけ続けているのですが、それが無料!
このご時世、ブロードウェイミュージカルからシルクドゥソレイユ、ボリショイバレエ、そしてこの松竹さんの大歌舞伎と、様々な高額コンテンツが無料で開放されています。
ピンチはチャンス!
世の演劇人や観客の皆様、こんな時にこそ普段手が届かなかったり、食指が伸びないジャンルに手を出して、腕や目を磨いてみてはいかがでしょうか?
ネットフリックスなんていつでも見れるでしょ!?
このスーパー歌舞伎、「歌舞伎」って時点でとっつきにくいのにそれが「スーパー」とか言われても手を出しづらいかもしれませんが、大間違いです。
「歌舞伎」って、どうしても古典のイメージが強いので「ラノベ」に対しての「古文」みたいなイメージを抱かれがちですが、あくまでも、ジャンルというかフォーマット。
「サーカス」や「アニメ」と同じなんです。
サーカスなら顔を白く塗った人がどんなにおどけていてもすんなり見れるでしょ?アニメなんて「絵」ですよ!?でも、そいつらの物語で、人間が演じるドラマ以上に涙したりするワケじゃないですか?
歌舞伎も、見始めて、そのルールさえ理解できてしまえば、非常にエキサイティングでスペクタクルなエンタテイメントなのです。
で、さらにそれに現代的なストーリーやプロジェクションマッピング等の演出をハイブリッドさせたのが“スーパー”歌舞伎なワケですよ!
一度見ていただければ、今日本で一番売れているエンタメである漫画ワンピースと相性がいいのも納得して頂けるはず。
3時間超という大作ですが、そもそも歌舞伎は弁当、酒、お茶なんかを劇場に持ち込んで楽しむものなので、是非、ポテチとコーラでも用意して再生ボタンを押して、観てみて下さい。
とりあえずは最初の30分、馬が出てくるまでは絶対観て!
それでこの面白さが理解出来れば、そこからはもうノンストップ。地獄を巻き込んだ壮大なストーリーや、本水をふんだんに使った大立ち回り、フライングなど古今東西の“面白”が目白押しで最後には大きな感動が待っていること間違いなし!
ああ、家にいるのが楽しくて仕方ありません。
なんて贅沢!2万円近くするスーパー歌舞伎が家に居ながらにして、無料で見れちゃう!このチャンスを逃す手はありません。
若手の俳優さんに「黒田さんはどうしてそんなにセンスがいいんですか?」と聞かれると僕は「子供の頃、観劇にかけた金額が違うから」と、答えています。
具体的にギャラがいくらだったかは知りませんが、子役として売れまくっていた間、観たい作品は全て、小学校3~6年の間は年300本、小劇場から映画、オペラ歌舞伎バレエまで、なんでも観させてもらってました。
そんだけ観ていると、色々な場面で、どんな「間」「展開」「演出」が、一番面白いのかが身体に染みついている。
やっぱ基本的にね、高価なものほどクオリティが高いし、面白いんですよ。
この染みついた「感覚」こそが、「センス」と呼ばれるヤツなのです。
貧乏演劇人となった今も、せめて年に1回は1万円以上する芝居を観ようと心がけ続けているのですが、それが無料!
このご時世、ブロードウェイミュージカルからシルクドゥソレイユ、ボリショイバレエ、そしてこの松竹さんの大歌舞伎と、様々な高額コンテンツが無料で開放されています。
ピンチはチャンス!
世の演劇人や観客の皆様、こんな時にこそ普段手が届かなかったり、食指が伸びないジャンルに手を出して、腕や目を磨いてみてはいかがでしょうか?
ネットフリックスなんていつでも見れるでしょ!?
このスーパー歌舞伎、「歌舞伎」って時点でとっつきにくいのにそれが「スーパー」とか言われても手を出しづらいかもしれませんが、大間違いです。
「歌舞伎」って、どうしても古典のイメージが強いので「ラノベ」に対しての「古文」みたいなイメージを抱かれがちですが、あくまでも、ジャンルというかフォーマット。
「サーカス」や「アニメ」と同じなんです。
サーカスなら顔を白く塗った人がどんなにおどけていてもすんなり見れるでしょ?アニメなんて「絵」ですよ!?でも、そいつらの物語で、人間が演じるドラマ以上に涙したりするワケじゃないですか?
歌舞伎も、見始めて、そのルールさえ理解できてしまえば、非常にエキサイティングでスペクタクルなエンタテイメントなのです。
で、さらにそれに現代的なストーリーやプロジェクションマッピング等の演出をハイブリッドさせたのが“スーパー”歌舞伎なワケですよ!
一度見ていただければ、今日本で一番売れているエンタメである漫画ワンピースと相性がいいのも納得して頂けるはず。
3時間超という大作ですが、そもそも歌舞伎は弁当、酒、お茶なんかを劇場に持ち込んで楽しむものなので、是非、ポテチとコーラでも用意して再生ボタンを押して、観てみて下さい。
とりあえずは最初の30分、馬が出てくるまでは絶対観て!
それでこの面白さが理解出来れば、そこからはもうノンストップ。地獄を巻き込んだ壮大なストーリーや、本水をふんだんに使った大立ち回り、フライングなど古今東西の“面白”が目白押しで最後には大きな感動が待っていること間違いなし!
ああ、家にいるのが楽しくて仕方ありません。
<人生相談の宛先はこちら>
黒田勇樹に相談したい方はメールにて相談内容をお送りください。メールには「ニックネーム、性別、年齢、ご相談内容」をご記載ください。メールアドレスは「sodan@tokyoheadline.com」になります。
黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
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