阪神の藤川が今季限りで引退


 阪神の藤川球児投手が9月1日、兵庫県西宮市内で引退会見を行った。

 藤川は高知商高から1999年にドラフト1位で阪神入り。剛速球を武器に2005年のリーグ優勝に貢献。2013年から米大リーグのカブスとレンジャーズに所属したが、右ひじの手術などで苦しみ、通算3セーブに終わる。2015年途中から日本に戻り、四国アイランドリーグの高知に所属。そのオフに阪神に復帰。復帰当初は中継ぎとして活躍したが、2019年は抑えに復帰していた。

 藤川は会見で「1年間、体の準備が整わないのはプロとして失格」と引退を決断した理由を説明。今季は「2連投でも“あれ、体がおかしい”と思うようになった。いよいよだなと思った」という。

 今季はほぼ半分の試合を消化したが「あと2カ月、気合を入れて頑張る」とチームに貢献することを誓った。