盗難被害の“戦メリ”レアポスターが差出人不明で映画館に返却「これ以上の詮索しない」

盗難被害に遭い、無事に返却されたポスター

 今月15日に盗難被害に遭っていた、映画『戦場のメリークリスマス』海外版オリジナルポスターが18日、差出人不明で返却されたことが分かった。


 同ポスターは、大島渚監督作『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』のデジタル修復版上映に合わせ、新宿武蔵野館で展示じていたところを盗難されたもの。大島渚プロダクションが1枚のみ所有する貴重なポスター。


 展示を行っていた配給会社アンプラグドによると、差出人不明で新宿武蔵野館に返却されたという連絡を受け、現物であることを確認。ポスターが無事戻ったことで、権利元である大島渚プロダクションとも協議のうえ、これ以上の詮索は行わないつもりとしている。


 ただし警察によると、捜査は今後も継続されるとのこと。


 また、盗難事件により中止していたポスター展は、同劇場にてレプリカポスター展示に変更。今回盗難されたポスターもレプリカとして展示する予定。


 アンプラグドは「配給会社としましては、今後このようなことが無いようセキュリティを強化し、一層の再発防止に取り組んでまいります」とコメントをしている。


 映画『戦場のメリークリスマス 4K修復版』は4月16日から、『愛のコリーダ 修復版』は4月30日から当初の予定通りに公開となる。



1 2>>>