草彅剛『家族のはなし』公開舞台稽古でアドリブ披露!「ここ脚本に書いてないんです」

13日行われた、草彅剛出演舞台『家族のはなし』の公開舞台稽古。

 草彅剛出演の舞台『家族のはなし』の公開舞台稽古が13日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた。コロナ禍により中止を余儀なくされた公演が、2年ぶりに帰ってくる。

 『家族のはなし』は2019年5月に京都劇場にて初演。草彅が犬を演じ、コミカルな中に温かみのある演技が話題となった「第1話 わからない言葉」と、草彅と小西真奈美が夫婦役を演じ、切なくも優しい余韻が残る作品「第2話 笑って忘れて」の2本立ての構成で上演された。

 本作は、昨年4~5月に東京公演が予定されていたが、コロナ禍の影響で中止。今年は劇場における感染対策を徹底し、14日から30日まで上演される。

 『青天を衝け』の徳川慶喜役、『ミッドナイトスワン』日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞と、演技力が高く評価されている草彅。「第1話 わからない言葉」では、愛犬ハッピーを演じ、犬の視点から家族の幸せのあり方を問う。作中にはアドリブシーンも盛り込まれ、この日の公開舞台稽古では、思わず「ここ脚本に書いてないんですよね!」と草彅。小西真奈美や羽場裕一とのコミカルな掛け合いにも注目だ。「第2話 笑って忘れて」では、笑うと記憶を無くしてしまう記憶障害の妻を、優しくも明るく見守る夫を演じる。「妻を笑顔にできない」葛藤を切なく描く一方、2人の姿を通して「本当に幸せな夫婦とは何か」を観客にそっと教えてくれる。俳優・草彅が貴重な歌声を披露するギター演奏のシーンも見逃せない。

 『家族のはなし』は14日から30日まで同所で。

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