山﨑賢人「何度も泣きそうに」上野で『キングダム』の原画展始まる
人気漫画『キングダム』の世界観を体感できる展覧会「キングダム展 -信-」が12日、東京・上野の森美術館で開幕した。
開幕に先立ち、映画版で主人公の信を演じた山﨑賢人が来場。「展示を見て何度も泣きそうになりました。美術館という空間に、漫画を読むのとはまた違う原画展ならではの世界が広がっていて、没頭してしまいました。新たに描きおろされた作品もどれも魅力的で、信が王騎の矛を受け取る絵の前に立った瞬間、目が離せなくなって立ち尽くしてしまいました」。また、展覧会のタイトルの通り、信の成長を感じることができる構成だとし、「信を演じた自分にとって本当に幸せな空間でした」と話した。
感動の名場面を生原稿と巨大グラフィックで構成する、これまでにない規模の原画展。第1話「無名の少年」から第438話「雄飛の刻(とき)」まで物語を重ねていく中で、信が、仲間や敵との出会いや別れを糧にして成長を遂げていく様子を、作者である原泰久氏全面監修のもとに再構築している。直筆生原画400点以上、本展のために描きおろされたイラスト約20点などを展示する見ごたえ満載の内容だ。
原氏は「信の物語を“空間”で体感できる内容にしました。原画や描きおろし、巨大グラフィックを一緒に鑑賞することで、原作コミックスを読むのとはまた違う体験を楽しんでもらいたいです。展示作品の数も非常に多いので、一度と言わず、何度も足を運んでもらえたらと思います」と、コメントを寄せている。
7月25日まで同所で。その後、福岡市美術館など全国巡回予定。