TOYOTAが新型アクアを発売「さらに次の10年を見据えたコンパクトカー」
TOYOTAは19日にハイブリッドカーの新型アクアを発売、同日オンライン記者発表会を開催した。10年前に「ハイブリッドカーを身近なものにする」という思いを込めて生まれたアクアを「さらに次の10年を見据えたコンパクトカー」としてフルリニューアルした。
従来のアクアの低燃費、使い勝手の良さ、上質感といった部分を引き継ぎながら、走り、安心・安全、デザイン、防災などすべてをアップデート。新ハイブリッドシステムにより世界のハイブリッド車のなかでトップクラスの燃費を実現したほか、「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用でバッテリー出力が従来よりも約2倍に、アクセル操作へ応答性が向上、スムースな加速が可能となり、より上質な走りを実現した。さらに「快感ペダル」でドライバーの負担も軽減する。また、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。駐車に必要な操作をサポートする「トヨタチームメイト(アドバンストパーク)」も採用した。
停電していても車から電気が取り出せる非常時給電モードを全車標準装備。電気ポットやドライヤーなどが使用できる電源としても活用できる。
アクアは、カーボンニュートラルに向き合ってきたブランド。トヨタ自動車株式会社のトヨタコンパクトカーカンパニーのプレジデント、新郷和晃氏は「カーボンニュートラルと言えば電気自動車であると思われていることが多い現状も理解している」とし、温室効果ガスは車や電気を作る過程でも排出されることから「総合的に判断することが非常に大切」。車両製造、エネルギー製造、走行時のライフサイクルで二酸化炭素の排出量は電気自動車とハイブリッドと同程度であると強調、カーボンニュートラルへの貢献をアピールした。