「菅さんは本心を見せなかった」菅首相の素顔に迫る映画初日舞台挨拶で古賀茂明氏らが“パンケーキ政権”バッサリ
映画『パンケーキを毒見する』初日舞台挨拶が30日、都内にて行われ、本作に出演した古賀茂明氏、前川喜平氏と内山雄人監督、河村光庸プロデューサーが登壇。元官僚の古賀氏、前川氏が舌鋒鋭く菅首相の人物像を語った。
日本アカデミー賞受賞作『新聞記者』を手がけたスターサンズが菅政権の正体に迫ったドキュメンタリー映画。日本映画史上初めて、現役政権のトップを題材にした映画。
河村プロデューサーは「安倍政権の中枢にいながら何者なのか皆さんに届いてない菅義偉という人物に迫りたかった」と振り返り、昨年9月に内閣総理大臣に就任した際、菅首相が記者たちとパンケーキを食べながら懇談したというエピソードにちなみ「すぐにこのタイトルに決め、映画の公開時期も(五輪の)ど真ん中にやろうと決めた」と振り返った。
内山監督はタイトなスケジュールを振り返りつつ「しかも菅さんを直接撮れない。とにかく全部に取材を断られる」と、周辺取材も軒並みNGだったことを明かし苦笑。
本作の企画に協力した古賀氏は「こういう問題に関心を持っていて理解力がある人は生真面目な人が多く、監督選びが難しい。とにかく菅批判をしないとダメだという人もいた。最後に内山さんが受けてくれて、上手くまとめていただいた」と内山監督の手腕をたたえた。