FULLCAST RAISERZ、スーツの社会人ダンスで今シーズン初V<Dリーグ>
日本発のプロダンスリーグ「第一生命D.LEAGUE 21-22シーズン」(以下、Dリーグ)のROUND.3が9日、有明の東京ガーデンシアターで行われ、 FULLCAST RAISERZ(以下、RAISERZ)がシーズン初勝利を飾った。2位は、avex ROYALBRATS、3位はSEGA SAMMY LUX(以下、LUX)だった。
RAISERZが本ラウンドで用意したのは、社会人をテーマにしたショーケース。鍛えあげた屈強な体をサラリーマンの制服であるダークスーツで包み、レトロな電話の呼び出し音や足音、紙が破けるような音などオフィスにあふれるさまざまな音を取り込んだサウンドに乗せて、ユニークさと圧倒的なテクニック、そしてチームが貫くKRUMPの魅力を最大限に生かした作品で魅せた。
RAISERZはジャッジポイントで75.5ポイントでトップ、オーディエンスポイントでも20ポイントの最高値を得て、95.5ポイントでラウンドを制した。
結果に「ホッとしました」とディレクターのTWIGGZ“JUN”。「どのチームが勝ってもおかしくない、誰も負けてないと思う試合内容。タイミングや会場の空気、その瞬間で決まってくる戦いの中で、1回2回とLUXに持っていかれて僕としては悔しかった。お互いに男気の強いチーム。絶対に引きずり下ろしたかったので、早い段階でそれができて良かったです」と、コメント。さらに「KRUMPはロサンゼルスから頂いていますが、僕たちは日本から世界に発信したいと思ってやっている。それができたのかなと思う」と厚い胸を張った。
リーダーのSOULJA TWIGGZは、結果をうれしいと受け止めながらも「ROUND.12まで先が長いので、油断せず、RAISERZの得意とするKRUMPを武器に、みなさんを楽しませながら、勝ちにこだわった勝負ができればと思います」と意気込んだ。
またチームは次のラウンドではSPダンサーを使うことを予告した。
シーズンチャンピオンの椅子は、LUXが守った。CanDooは「防衛できてすごいうれしいです。今日は作品がすごい良かったので、このままLUXもやりますよ。楽しみに待っていてください」と呼びかけた。
ラウンドを重ねて、本ラウンドでは各チームの獲得得点は全体的に底上げされた印象。審査員によるジャッジポイントが70を超えるチームが6チームという高レベルの戦いだった。
D.LEAGUEは、D.LEAGUEオフィシャルアプリのほか、5G LAB、ABEMA、GYAO!、スポーツナビ、ニコニコ、U-NEXT、Dance Channel、LINE LIVE、WOWOW オンデマンド、スカパーオンデマンドで生配信され、無料で視聴できる。ROOUND.3の模様もアーカイブ配信されている。
ROUND.4は24日に行われる。