小栗旬「タイトルは『どうする義時』でいけた(笑)」新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、大泉洋と爆笑会見<鎌倉殿の13人>
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合・毎週日曜20時ほか、1月9日スタート)の記者会見が17日、オンラインで開催された。主演の小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、小池栄子、大泉洋の主要キャストが出席し、作品やそれぞれの役どころなどについてトークした。
鎌倉殿こと、源頼朝の天下取りを支えた十三人の家臣団のひとりである北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者だった義時が、頼朝に学び、最終的には二代執権となって幕府を引っ張っていく姿を描く。
会見は、大みそかの紅白歌合戦で司会を務める源頼朝役の大泉洋がその予行演習でも行うかのように、少々脱線しながらもトークを先導。
小栗は演じる義時について聞かれると、「僕は振り回されてばかり」「ずーっと困っている。たぶん頼朝さんとい続ける限りずーっと困っているんだと思います」。また「結構、みんなからどうにかしろって言われるんです。だから、本当にね、次の大河が『どうする家康』ですけど、『どうする義時』でもいけたのかなという気がしています(笑)」
小栗と義時の共通点が話題になると、義経役の菅田は「振り回すか、振り回されるかっていうのでいえば、小栗さんは誰かを巻き込むタイプの人。誰かと誰かの架け橋になっていることが多いというイメージがあり、義時には人と人とのつなぐ役割がすごく多いので、そのあたりに既視感があります」と話す。
大泉は「優しいところ。好きかってやっているように見えて現場を見ている」、義時の初恋の人・八重を演じる新垣も「義時の若い頃は純朴な雰囲気が全面に出ていますが、そういうところを本人に感じる」とコメント。「リアクションが面白い。小栗さんのあんなにギョロギョロしている目を久しぶりに見た」(菅田)、「少年ぽかったよね」(小池)と、義時を愛でるポイントは多そう。大泉も「まさか大河ドラマでこんなにコミカルな小栗旬を見られるとは思わなかったよね」と視線を送ると、小栗は「もう少し渋めな感じで行くつもりだったのに」と、笑った。
豪華なキャストはもちろんだが、脚本を三谷幸喜が手掛けていることも本作が注目を集める大きな理由のひとつ。
『真田丸』で”三谷大河”を経験済みである大泉は、小栗に”三谷大河”について問われると「この『鎌倉殿の13人』に関して言うのであれば『真田丸』よりも……若干コメディー要素が強いんじゃないかと思います。面白かったですよね、(小池演じる北条)政子と頼朝が初めて会うところなんて。政子がやたらと誘惑してくる」
もちろん、しびれるほど格好いいシーンも。
「歴史上去り行く人々がいるわけじゃないですか。その人たちがみんな格好いいんですよ、散り際というか。それを見ると本当にいいなと思うんですよね。回を重ねていくと、俺たち、倒しちゃいけない人を倒しちゃったんじゃないかなみたいな感じがある」と、小栗。
大泉も「倒す人を三谷幸喜がやたら格好良く描いちゃう。頼朝さんって人気下がるんだろうなって思う。僕の一番大事なね、ここまで好感度だけでやってきたから」と不安を募らせていた。