都内でオミクロン株の市中感染を確認。年末年始は無症状者に無料検査体制も

写真:つのだよしお/アフロ

 東京都の小池百合子知事は24日、定例記者会見に出席し、都内で初めてオミクロン株の市中感染が確認されたことを明らかにした。

 24日、都内で新たに判明したオミクロン株の感染者は 4名。うち1名が海外渡航歴がなく、感染経路も不明という市中感染だった。感染したのは、都内の医療機関に勤める50代の男性医師で、この医師の濃厚接触者5名はいずれも陰性だったという。

 都内初の市中感染を受け小池知事は「検査体制を強化して早期の診療・隔離につなげることが改めて重要」との認識を示し、「咳や発熱の症状がある方は、診療機関を積極的に受診してほしい」と呼びかけた。都内では年末年始期間、約1200の医療機関が分担して診療・検査を行うほか、都内の約180カ所で、感染リスクが高い環境にあるなど、感染不安を感じる無症状の都民に対し、無料でPCR検査等を実施する。無料検査は12月25〜1月31日までで、一日約3万件の検査を見込んでいる。検査場所などの詳細は東京都のホームページに掲載。