謹んで新春のお慶びを申し上げます。【長島昭久のリアリズム】
昨年は、激闘の選挙戦をお支えいただき、心より感謝申し上げます。
お蔭さまで、7期目の国政へ送っていただくことができました。
早速、衆議院拉致問題特別委員長を拝命するとともに、長く自民党の子ども政策を担ってこられた塩崎恭久元厚労相より「児童の養護と子どもの未来を考える議員連盟」の会長を引き継ぐこととなりました。
今年は、先ず、国政を志した原点である安全保障と、10年来取り組んできた子どもたちの未来保障を基軸として国会活動を展開してまいります。
安全保障では、現実の危機が差し迫っている台湾有事に的確な対応ができるよう、国家安全保障戦略や防衛計画の大綱の改定プロセスにおいて積極的な役割を果たしてまいります。さらに、未来保障では、痛ましい児童虐待事件を根絶するため、専門性の高い「子ども家庭福祉士」の国家資格化や「子ども基本法」の制定に全力を挙げるとともに、新設される「子ども家庭庁」に十分な予算と権限が確保できるよう党内論議を喚起してまいります。
また、経済政策では、党内有志の勉強会である「経世済民研究会」を中心に、デフレ脱却を実現するため、金融、財政のあらゆる政策手段を駆使するよう引き続き政府に働きかけてまいります。とくに、米国における短期的なインフレ傾向に引きずられて我が国の金融政策が引き締めに転じぬよう日銀の人事にも目を配りながら、国民の暮らしと雇用を守り、新たな成長の基盤を整えるため、「緊縮派」との政策論争に打ち勝つようしっかり準備してまいります。
さらに、長年たな晒しとなってきた憲法改正の実現に向けて国民的論議を盛り上げてまいると同時に、安定的な皇位継承の確立に向けた法的・制度的な環境整備に全力を傾けてまいります。憲法改正をめぐっては、昨年末に私の選挙区内(東京18区:府中市、武蔵野市、小金井市)に発足させた「憲法改正国民投票連絡会議」を通じて啓発活動を活発化させてまいります。皇位継承については、安易な「女系容認」論など我が国の歴史と伝統を破壊しかねない議論に対するしっかりとした主張を展開してまいります。
最後に、衆議院の拉致問題特別委員長として、北朝鮮による拉致被害者の一括全員帰国の早期実現に向け、近年停滞してきた国会における調査活動を活発化させると共に、映画『めぐみへの誓い』の上映会などを通じて、拉致問題を絶対に風化させぬよう、粘り強い国民運動の先頭に立ってまいる所存です。
以上、激動する内外情勢に立ち向かい、引き続き地域の課題に取り組むと共に、国政を前に進めていくために全力を尽くしてまいることをお誓い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。今年もよろしくお願いします。
令和4年壬寅 元旦
衆議院議員 長島昭久拝
自由民主党 衆議院議員7期・東京18区(武蔵野市・府中市・小金井市)。
1962年生まれ。慶應義塾大学で修士号(憲法学)、米ジョンズ・ホプキンス大学SAISで修士号(国際関係論)取得。2003年に衆院選初当選。これまで防衛大臣政務官、総理大臣補佐官、防衛副大臣を歴任。2019年6月に自由民主党に入党。
日本スポーツ協会理事、日本スケート連盟会長。