永野芽郁“清純派”イメージを封印!やさぐれOL役で「今までにない私を見ていただける」
女優・永野芽郁がタナダユキ監督の最新作『マイ・ブロークン・マリコ』で主演を務めることが発表された。
原作は、オンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるや瞬く間に話題を呼び、文化庁主催のメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、異例の快挙を成し遂げた平庫ワカによる同名コミック。「親友の遺骨を持って旅に出る」という今までにない斬新な物語設定と、見る者に投げかける答えの見つからない問いかけが、多くの読者の心をつかんだ話題作。
主人公・シイノトモヨ役に決定した永野芽郁は本作で挑んだ、鬱屈した毎日を送るやさぐれたOLという役どころに「自分の中でも大きな挑戦」とコメント。劇中では、これまでの清純派のイメージを一切封印。タバコをふかし、荒々しい口調や態度で、泥臭く人間味あふれるシイノを全身で表現しており、永野も「初めて原作を読ませていただいた日から虜です。その気持ちを大事に、リスペクトを込めて、日々体の芯が熱くなるのを感じながら、心から声を出しました。今までにない私を観ていただけると思います」とコメントを寄せている。
タナダユキ監督も「シイノ役には、絶対的な芝居の力はもちろんのこと、それとはまた別の魅力、重いテーマを軽やかに背負える、その俳優自身が持つチャーミングさも作品にとっては必要不可欠でした。そして、この人しかいないと思えたのは、永野芽郁さんでした。彼女ならば、シイノの衝動を、シイノの感情を、無様さを晒せる最高に格好いいシイノという一人の人間のデコボコとした魅力を、余すところなく表現できると感じたのです」と永野のキャスティングを振り返り「撮影していて、シイノとして生きる永野芽郁さんに心が揺さぶられる瞬間が幾度となくありました」と感嘆のコメントを寄せている。
映画『マイ・ブロークン・マリコ』は2022年秋、公開予定。