東京都庁、ウクライナ国旗色にライトアップで連帯示す「危機管理にも思いを馳せて」
ロシア軍によるウクライナ侵攻が続く中、東京都ではウクライナとの連帯を示すため、28日より東京都庁第一本庁舎をウクライナの国旗色である青と黄色にライトアップしている。
ウクライナ国旗の色にライトアップされた東京都庁第一本庁舎
小池百合子都知事は28日、今回のウクライナ侵攻について「ウクライナの主権と領土の一体性を著しく損なうもので、明確な国際法違反だと考えます。これは国際社会や民主主義への挑戦に他なりません」と強く非難したうえで、ライトアップの意図を「ウクライナの方々へメッセージを送るというのは、極めて重要な行為だと考えています。ぜひ皆さんも都庁の色を見ながらそういう思いをしっかり持っていただいて、国家の危機管理についても思いを馳せていただきたい」と説明していた。
点灯から2日目の今日も、都庁がウクライナ色に染まると静かに見上げる人や立ち止まってカメラに収める人が見られた。ウクライナ国旗の色によるライトアップはフランスのパリ市庁舎やエッフェル塔、ドイツのブランデンブルク門やアリアンツ・アレーナなど欧州各地にも広がっている。東京都庁第一本庁舎の点灯時間は午後6時から11時、3月6日まで行われる。