韓国ジュエリーブランド「Mikshimai」代表兼デザイナーキム·ダソルさんインタビュー【FRONT LINE 】

BTSやBLACKPINK着用でも話題、キュートな韓国ジュエリーブランド「Mikshimai」代表兼デザイナー、センスと熱意に溢れるキム·ダソルさんへオンラインインタビューを行いました！姉妹で手がけるブランドとしても有名ですが、なんとお二人は日本への留学経験もあり！

画面を通しても素敵なお人柄が伝わってきたインタビュー、ぜひご覧ください。

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—自己紹介をお願いいたします！

「こんにちは。Mikshimai代表兼デザイナーのキム·ダソルと申します。私は高校卒業後、夢だったシューズデザインを勉強するために日本に行き1年半の語学研修の後、韓国のSEOUL MODE在学中、姉とMikshimaiを創業しました」

（「Mikshimai」代表兼デザイナーキム·ダソルさん）

—姉妹で一緒にブランドを運営なさるのはいかがですか？

「幼い頃から親しかったので、お互いに顔を見ただけで何が欲しいか分かります。 価値観やスタイルも、目指すデザインスタイルも似ています。 はっきりした目標を持った2人が一緒に働けば、より大きな結果が出ると思っています。お互いに短所をカバーしてシナジーを起こしています」

（お姉さまキム·セアム、妹さんキム·ダソルさん。2010年東京在住時に、六本木ヒルズで撮影）

—ブランドを立ち上げた経緯を教えてください。

「大きな計画を持って始めたのではなく、アクセサリーを作り続けていたらコンセプトを持ったブランドになっていました。最初から商品化されたのではなく、好きなものを作り続けSweet Mikshimaiを作って行きました。 現在はBoutique by Mikashimaiなどのブランド2つを運営する10年目のファッションジュエリー会社になりました」

—グミベアなどのデザートジュエリーを作り始めたきっかけはありますか？

「日本にいるとき姉は働いており、通勤途中に食品サンプル工場の集まっている浅草へ通っていて。食品サンプルのヘッドバンドを見つけたんです。”スパゲッティの形をしたヘッドバンドだなんて！”とショッキングすぎて目がぱっちりと開いたそうです！」

—苦労したエピソードはありますか？

「韓国に帰ってきて”自分の手で直接作ってみたい”という想いでスタートしました。韓国ではこの技術を学ぶところがなく、まさに山を越え、川を渡って模型工場をまわりながらデザートジュエリーに合う質感の素材を探し、レジン、PVC加工工場を歩き回り、工場長たちに怒られて泣きながら技術を習得しました。まるで化学研究員のように、毎日作業日誌を作成して、原因見つけて失敗を減らし、デザイン開発に数百キロのシリコンを使い果たしたんです」

（ソウルのMikshimaiショールーム）

「実はデザインが独特で、最初は業界で否定的な評価を受けました。 当時はアクセサリーと言えば、全て金属を素材にしたアイテムが主流だったんです。 プラスチックで作ったジュエリーはあまりなくて。デザートジュエリーというコンセプトを維持しながら派手なカラフルでコレクションを作っているうちに韓国のセレブたちから協賛要請が多くなり、ブランドが知られるようになりました。Sweetラインを運営しながらブランドが定着し、より広いデザイン作業をしようとBoutiqueラインを追加ローンチしました。ヘアアクセサリーをメインとするブティックバイミクマイで、また新しい楽しさと顧客層に出会えました」

—ブランドのフィロソフィ(企業理念)を教えてください

「私自身はもちろん、一緒に働く仲間たちみんな職業を愛し、楽しみながら働いています。製品一つ一つ努力を注いで愛情を持って作り、私たちの心がお客様に完全に伝わってくることが最大の喜びです。消費者とデザイナーが好みを長く共有し、一緒に年齢を重ねるブランドになれば、本当に素敵なことだと思います」

— 一番おすすめの商品と、コーディネート方法を教えていただきたいです

「サテンロングリボンヘッドバンドです！少女時代のテヨンさんが「WEEKEND」の MVで着用してくださり、韓国で人気が高い商品です。ヘアバンドを頭に巻いて長く垂らし、ヘアバンドの上にスライダーピン(糸ピン)をいくつか差し込んで飾ります。 ミクシマイのリボンヘッドバンドでなくても、一つくらいはお持ちのバンダナスカーフを頭に巻いてヘアピンで固定してポイントをあげることができますよ！」

—たくさんの人気商品があるMikshimaiでも特に、一番人気だった商品はどれですか？

「グミベアネックレスです。 ブランド10年間で最も多く販売されたアイテムです。韓国ではマルチパールや透明カラーが人気ですね」

—キム·ダソルさんご自身のファッションのこだわりを教えてください

「私はディテールが可愛らしいとか独特なスタイル、珍しいカラーが好きです。 例えばパンツのファスナーのような小さいディテールに感動して、そのアイテムを買ったりもします。 私の好みがこうなので、ジュエリーという小さなアイテムの中にもミクシマイならではのディテールを追加して入れています！」

—最後にメッセージをお願いします！

日本でも多くの方にMikshimaiが届くといいなと思っています！早く日本にも遊びに行きたいです。

—今日はありがとうございました！