吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)の東京「あこがれから、成長ができる場所に」【東京ストーリー】

撮影・蔦野裕


東京は、そこにいる人の数だけ表情を持つ。首都としてドーンとしている東京、刺激的な東京、ちゃんと温もりのある東京。働く人、勉強をする人、遊ぶ人……「あなたにとって、東京はどんな場所ですか」? 吉野北人さんの東京ストーリーを聞きました。

 

 僕が東京に対して持っていたイメージは芸能に関わる人たちがいる場所。夢の場所でした。東京にはあこがれていて、高校生になったころには絶対東京に行くと思っていました。ただ、来てみると、分かってはいましたけど、環境が違うと人の感じも違うんだなって。それまで暮らしていた環境と比べると、いろいろギャップがありすぎて、ちょっときつかったです。

 東京に来て最初は寮生活でした。家族ではない人と一緒に住むことも初めてだったし、それぞれ育ってきた環境も違いますから、生活スタイルも…全部違うんですよね。だから、周りと合わせることに難しさを感じたこともあります。今はもう寮を出ているので、そんなときもあったねって感じではありますが(笑)。そんなこともあって、今は自分の家が大好きですし、プライベートな空間もしっかりあるし、最高です。なので、東京の好きな場所も……家。うーん、それもトイレかな(笑)。落ち着くんですよ。トイレって何も考えずにいられる。お風呂だと……ちょっとのぼせちゃうんで。

 もちろん、東京は好きです。いろんな人がいて、いろんな価値観を持っている人がいるので、刺激的で勉強になります。あこがれの場所でしたが、今は成長ができる場所。もっともっと成長したいと思っています。

(よしの・ほくと)1997年3月6日生まれ、宮崎県。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバー(ボーカル)。2014年4月、「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格し、同年9月に同グループの正式メンバーに。2017年にファーストシングル「Lightning」でメジャーデビュー。2018年にドラマ『PRINCE OF LEGEND』で俳優デビューし、その後「HiGH&LOW THE WORST」シリーズなどに出演。『私がモテてどうすんだ』(2020)で映画初主演、『トーキョー製麺所』(2021)でテレビドラマ初主演を果たすなど活躍中。2022年3月6日にファースト写真集『As i』(幻冬舎)を発売中。