俳優・宝田明が急逝 遺作は乃木坂46・岩本蓮加とのダブル主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』
3月10日に開催された映画『世の中にたえて桜のなかりせば』行われた完成披露舞台挨拶にて
俳優・宝田明(たからだあきら 87歳)が14日午前0時31分に、肺炎のため都内病院で急逝。遺族の意向により近親者のみにて葬儀を行ったことを宝田企画と最新主演映画『世の中にたえて桜のなかりせば』の製作委員会が18日に公表した。
宝田は1954年に東宝ニューフェース第6期生としてデビュー。『ゴジラ』で映画初主演を務め、以後『ゴジラ』シリーズをはじめとする映画やドラマ、舞台を中心に、昭和を代表する俳優として活躍した。
宝田自身が企画しエグゼクティブプロデューサーも務めた映画『世の中にたえて桜のなかりせば』の公開を4月1日に控えており、同作が遺作となる。
先週10日には、同作の完成披露舞台挨拶に登壇。車いすに座っての登壇ではあったが、元気な様子で、ダブル主演をつとめた乃木坂46の岩本蓮加らキャストとともに、茶目っ気たっぷりのトークで観客を沸かせていた。
さらに、映画初主演の岩本を女優ぶりをたたえ「個人的には、蓮加さんと来年もう1本、仕事がしてみたい」と今後の仕事への意欲を語っていた。
映画『世の中にたえて桜のなかりせば』は予定通り4月1日に公開するとのこと。