経産省・浅野氏「変な校則は子どもたちを育むいい題材」SDGs学習カリキュラムを語る
「BEYOND 2020 NEXT FORUM 総合セッション -SDGsピースコミュニケーション-」が22日、都内にて開催された。
「BEYOND 2020 NEXT FORUM」では、2020年以降の日本の活性化を目的に、ダイバーシティ、イノベーション、スタートアップ、エンターテインメントなどのテーマのもとで、各界、各世代で活躍中の有識者で構成されるメンバーが中心となって討論を重ねている。「東京2020公認プログラム」として2019年3月にスタート。その後、内閣府「beyond2020プログラム」認証事業となり、2020年9月から外務省の後援事業として、SDGsと次世代人材育成をテーマとする「SDGsピースコミュニケーション」を新たな主題として掲げ、さまざまなフォーラムを実施している。
第一部は「SDGs学習カリキュラム」をテーマにトークセッションを行った。
ファシリテーターは早稲田大学理工学術院教授で早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長の朝日透氏、パネラーは株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長の小宮山利恵子氏、経済産業省サービス政策課長で教育産業室長・スポーツ産業室長の浅野大介氏、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Deloitte Digital コンサルタントの松本尭大氏、早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科3年の奥田宗太さん。
はじめに、デロイトデジタルと早稲田大学グローバル科学知融合研究所が共同開発した小学生向け「SDGs学習カリキュラム」を紹介。実際に小学校で授業を行った奥田さんは「(授業時間の)2時間で伝えられることが思ったより少なくて、伝えることの取捨選択が難しかった」と振り返る。普段とは違う学生との協業について「我々はロジックとして組み上がったものを大事にする傾向があるんですけど、学生の皆さんは疑問や思ったことを率直に発信してくださるので、新鮮でハッとする場面が多々ありました」と松本氏。