なぜ彼は極限に挑み続けたのか…若き天才アルピニストに密着したドキュメンタリーが日本公開決定

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 断崖絶壁を命綱もつけずに単独で登る、フリーソロというクライミング・スタイルを貫き続けた天才アルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレールに密着したドキュメンタリー映画『アルピニスト』が7月8日に日本公開。

 マーク・アンドレ・ルクレールはフリーソロで世界各地の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てた若き天才アルピニスト。米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した『フリーソロ』の主演・アレックス・オノルドも「彼はクレイジーだ!」と語るなど、世界的アルピニストのレジェンドたちからも一目置かれる存在だった。

 そんな異色の天才に数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきた監督、ピーター・モーティマーとニック・ローゼンが密着。崩れ落ちそうな岩と氷の断崖絶壁をものともせず、命綱をつけずにたった独りで頂点を目指す彼の姿に密着し、限界に挑み続けた彼の生きざまを圧巻の視点で撮りきっている。

 公開日決定に合わせ、解禁されたポスターには、目もくらむような断崖絶壁を登るマークの姿を頭上からとらえた、まさに極限の光景が使われている。

 数々の偉業を成し遂げながらも、SNS社会に背を向け、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無。そんな知られざる天才クライマーの伝説に、臨場感満点の映像で迫る、圧巻のクライミング映画だ。