東京の味が大集合! お台場で春の食フェスティバル 都知事「東京の食の魅力を国内外へと発信」 

小笠原産のパッションフルーツジュースで乾杯! タンブラーは、紙パウダーと生分解性プラスチックを組み合わせたリユース可能なもの

 東京の優れた「食」の魅力を発信する、春の食フェスティバル「Tokyo Tokyo Delicious Museum(トウキョー トウキョー デリシャス ミュージアム)」が20日に開幕した。台場のシンボルプロムナード公園(石と光の広場/花の広場)とTFTホール500を会場に、22日まで3日間にわたり、東京が誇る多彩な食の魅力を国内外に発信する。

 20日に行われたオープニングセレモニーは、小池百合子東京都知事が出席。出店者らと小笠原産パッションフルーツのジュースで乾杯し、開幕宣言した。

 都知事は「東京の魅力、その最大の魅力の 1 つが食であることを皆さんご賛同いただけると思う」としたうえで、「東京の食の魅力は国際的な観光都市としての重要な要素でもあります。都では、未来の東京戦略で、世界一の美食都市、その実現プロジェクトを掲げまして、様々な施策を展開をしているところです。フェスティバルを通じて、多彩な食の担い手が日々研鑽しておられる技、そして味わいを多くの方々に楽しんでいただきたい」と、笑顔で挨拶。そして「食文化、これを未来へとつないでいくためにも、皆様と手を携えながら東京の食の魅力を国内外へと広く発信していきたい。世界をひきつける美食都市東京を目指しまして、フェスティバルで一緒に盛り上げていきたいと思います」と話した。

 

 イベントには、星のついたレストランが登場しているほか、和食や各国料理、ビーガン、スイーツなど“東京の味わい”を発信している店舗などがブースを出し、自慢の逸品をワンコインから提供。予約制でコース料理も楽しめる。初日となった20日も、都知事の開会宣言とともに多くの人が来場し、お昼時には近隣のオフィスワーカーや家族連れなども訪れ、東京の味を楽しんでいた。

 出店シェフを代表し、自由が丘のビーガンレストラン「菜道 ―saido」のオーナーシェフの楠本勝三氏は、「東京は世界一番星を持っている、世界一の美食都市であることはみなさんご存じだと思いますが、一方で、多文化共生環境・食の多様性対応の分野においては課題があると感じています。今回のイベントが、美食都市東京のアピールとなると同時に課題解決の第一歩となるイベントになればいいなと思っています」と期待を寄せた。

“フレンチ”をテーマにしたトータルエンターテインメント集団 Candy Boy も盛り上げる!

 
 屋外会場のシンボルプロムナード公園では ステージ企画もあり、ライブ配信もおこなわれている。屋内会場(TFTホール500)では、食品サンプルづくりや日本文化体験などの参加プログラムが行われている。

 22日まで毎日11~20時。ラストオーダーは19時30分。入場は無料。飲食は有料。現金が使えないブースもある。

イベント公式サイト:https://tokyotokyo-delicious-museum.jp/