町田啓太「解散したはずの皆さんと」再会喜び振り返る「布団を被ってトランペットを練習」

 

 映画『太陽とボレロ』公開記念舞台挨拶が4日、都内にて行われ、主演・檀れいをはじめ総勢14名のキャスト陣と水谷豊監督が登壇。交響楽団のメンバーとしてトランペットを担当した町田啓太が、ユーモラスな楽器練習法を明かした。

水谷豊による監督作品第3弾。クラシックのオーケストラを題材に、音楽を愛する普通の人々の人間模様を描くエンターテインメント。

 クライマックスのラストコンサートさながら、フォーマルな衣装で登場した一同。楽団を創立した主人公を演じた檀れいは「本当にたくさんの方が…足を運んでくださって。胸がいっぱいです」と目をうるませ、石丸幹二は「見る人聞く人の心を元気にするのが“ボレロ”。この映画を見て生きるエネルギーを持ってまた日常に戻っていただければ」。

 楽団員のトランぺッターを演じた町田も、約1年ぶりの共演陣との再会に「解散したはずの(交響楽団の)皆さんとこうしてお会いできてうれしいです」と満面の笑顔。

 本作では、水谷監督のもと、俳優陣が吹き替えなしで演奏シーンに挑戦。

 町田は「(トランペットの)経験があると水谷さんに言ってしまったんですが、小学校の鼓笛隊でピーと鳴らしていただけだったんです。自分からハードルを上げてしまった」と苦笑しつつ、スタジオや自宅で猛特訓したと語り「家では、ミュートというものを着けて、布団をかぶりながら、自分で消音しながら練習しました」と明かした。

 町田の話に、ホルン担当の田中要次は「そんなものがあるの知らなかった」と驚き「自分でコルクに穴を開けて息を吹き込んでも音が出ないものを作ったんです。売ろうかな」と笑いをさそっていた

 この日の登壇者は檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア、田口浩正、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次、六平直政、河相我聞、原田龍二、水谷豊監督。

『太陽とボレロ』は公開中。

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