髙橋ひかる、石井杏奈が初ミュージカル「ドキドキをワクワクに」20日開幕の『リトル・ゾンビガール』 

 

 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』が20日、日比谷の日生劇場で初日を迎える。

 NHKみんなのうたのなかから選ばれた世代を超えて愛される名曲の数々と一緒に届けられる作品。ゾンビの女の子と人間の少年の絆が、ゾンビと人間の分断された世界をつなぐ勇気と友情の物語だ。ゾンビたちが静かに暮らしていた森に、ある日突然、人間たちがやってくる。恐ろしい人間たちから離れて生きてきたゾンビたちは不安で震えあがる。人間たちの目的を探るために、ゾンビの女の子・ノノは正体を隠して人間の街へ行き、そこで人間の男の子・ショウと出会って……。

 初日を翌日に控えた19日、同所で通し稽古が行われた。ノノは、髙橋ひかると熊谷彩春、ショウを石井杏奈と伊藤理々杏(乃木坂46)のWキャストで上演されるが、この日は、髙橋と石井、熊谷と伊藤の組み合わせの2バージョンで稽古が行われ、公開された。


 それぞれの稽古の間に設けられた取材には、4人と、ノノを優しく見守り応援するゾンビのリリィを演じる大和悠河が出席。

 髙橋は「初めてが本当に多くて、昨年このお話をいただいたときから、ずっとドキドキして、今もまたドキドキしています。そのドキドキをワクワクに変えて、会場に来ていただいたみなさんとワクワクしながら物語を進めて行けたら」と、意気込みのコメント。初舞台で初演技と初尽くしだが、ノノを、ピュアで真っ直ぐ、天真爛漫で愛らしく好演している

 石井は、本当は踊ることが大好きな男の子を元気いっぱいに演じた。「今まではずっと緊張していたんですけど、今日は楽しむことができました。素晴らしすぎる皆さんが近くにいて心強いので、このパワーをお客さんに届けられるといいなと思います」と、笑顔を見せた。

 髙橋も石井もミュージカルには初挑戦。そのことについて聞かれると、髙橋は「お互いを鼓舞しあってる」と、石井とアイコンタクト。「力強いパワーをくれる杏奈ちゃんがいるから心強いし、舞台に立っているみなさんのおかげでここに立てていると改めて感じます」。

 石井も「ひかるちゃんの天真爛漫なノノのような存在にパワーをもらっている」としたうえで、「24歳にして挑戦できるということが本当にありがたいことだなと思います。自分を試すきっかけにもなっているので、未知の世界ですけど、本当に頑張りたい」と、意気込んだ。

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