横浜赤レンガ倉庫で3年ぶりのオクトーバーフェスト始まる 横浜の秋の風物詩が復活

 

 ビールの祭典「横浜オクトーバーフェスト 2022」が9月30日、横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパークで開幕した。横浜の秋の風物詩となっている人気イベントで今回で19回目。コロナ禍で3年ぶりの開催となったこと、夏を思わせる天気も手伝って、初日から多くの人が訪れ、思い思いの銘柄のビールジョッキを手に、バンドが演奏する「乾杯の歌」に合わせて乾杯した。

 オクトーバーフェストはドイツのミュンヘンで1810年から行われているビール祭り。それが日本に上陸して人気を集め、各地で開催されている。そのなかで「横浜オクトーバーフェスト」は会場となっている横赤レンガ倉庫が一部ドイツの建築様式を取り入れた歴史的建造物であることもあって、限りなく本場の雰囲気を味わえると多くの人が訪れる。


 赤レンガパークには巨大なテントが登場している。テントのなかは、コンパクトなステージを囲むように飲食用のテーブルがずらりと並び、さらにそれを囲むようにビールのブースが並ぶ。「ホフブロイ」「PAULANER」「ハッカープショール」「アインガー」などを筆頭にドイツを代表する銘柄が揃い、日本人に親しみのあるラガーはもちろん、ペールエール、IPA、ヴァイツェン、スタウトなどさまざま。なかにはイベントのために作られたフェストビアや日本初上陸のビールもある。その数は約150種ほどだという。

 また、会場には、噛むほどに肉のうまみが広がるソーセージや、シュニッツェルなどビールに合うドイツの郷土料理も登場。他にも。スペアリブステ―キやローストビーフ、ムール貝など目移りするほど。参加者とすれ違うたびにその人が持っていたビールと料理に視線を奪われ、喉がごくりとなる。

 会場ではカクテルやワインも提供されているので、ビールが得意ではないという人も楽しめそうだ。

 

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