約6年半ぶり参戦の佐々木信治「ずっとここに戻りたいという気持ちでいたので怪我からも戻ってこれた」【RIZIN.39】
「RIZIN.39」(10月23日、福岡・マリンメッセ福岡 A館)の前々日インタビューが10月21日、福岡市内で行われた。
「RIZIN.1」(2016年4月17日)以来、約6年半ぶりのRIZIN参戦となる元修斗環太平洋ウェルター級王者の佐々木信治(総合格闘技道場BURST)が「ずっとここに戻りたいという気持ちでいたので怪我からも戻ってこれた」などとこの間の苦しかった時期を振り返った。
佐々木は10月1日にLDH martial artsを離れフリーとなり、今回がRIZIN初参戦となる宇佐美正パトリック(フリー)と対戦する。42歳の佐々木に対し、宇佐美は22歳。年の差20歳の対戦となる。
佐々木は前回の参戦時はダロン・クルックシャンクにTKO負けを喫している。その後、ROAD FCの舞台で活躍するも2018年5月のバオ・インカン戦で右手中手骨、眼窩底、上顎、頬、鼻と10カ所以上を骨折する選手生命に関わる大ケガを負い、長期欠場となったが、4度の手術を乗り越え復活。約3年ぶりの試合となった2021年2月の「GLADIATOR」でのライト級暫定王者決定戦で植田豊にTKO勝ちを収め暫定王座を獲得。12月には広島で開催されたプロフェッショナル修斗公式戦「闘裸男」に参戦し、ジョナタン・バイエスをフルマークの判定で破るなど完全復活を果たしている。
宇佐美については「ボクシングで6冠を獲っていて、ボクシング始める前は空手などでも実績を残している生粋のストライカーだと思う。体が強いとも聞くので、体の強い打撃の選手という印象」とその打撃に警戒。そして試合については「打撃のキャリア的にはパトリック選手のほうが実績もある。例えばキックのスパーリングを10回したら10回やられると思うけど、寝技は10回中10回、自分。お互いにはっきりとした自分の長所がある。向こうも得意なところでくるので自分も得意なところでやりたい」などと語った。