スキージャンプ 高梨沙羅『ひたむきに』【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2023年1月15日 FIS女子スキージャンプワールドカップ2023 蔵王大会)
1月15日、山形市で開催された女子スキージャンプのワールドカップ蔵王大会。
悪天候の中、会場に集まった大勢のファンの期待を一身に背負ったのは日本のエース、高梨沙羅選手だ。
新型コロナウィルスの影響による3年ぶりの自国開催。
そして高梨選手にとっては、今から11年前、15歳でワールドカップ初優勝を成し遂げた思い出の大会でもある。
今シーズンまだ一度も表彰台に上がっていない高梨選手の本大会にかける思いは強かった。
しかし、結果はジャンプスーツの規定違反による失格。
昨年の北京五輪での悪夢が蘇った。
なぜ神様は、これほどまでに試練を与えるのだろうか。
“結果がすべて”と言われるトップアスリートの世界は非情だ。
しかし、ジャンプ台から飛び立つ高梨選手の姿を見て、私はこう思った。
厳しい試練にじっと耐え、歯を食いしばりながらひたむきに闘う姿こそ尊く、人の心を動かすのだと。
■カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
★インスタグラム★
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
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