TEAM NACS森崎博之が生産者を激励「うぉ〜っ!」渋谷ヒカリエ「北海道地チーズ博」開幕

 都内最大級の地チーズイベント「北海道地チーズ博 2023」が10日、渋谷ヒカリエにてスタートした。会場には期間中、46の乳業者から約300種の地チーズが集結。直売コーナーやステージイベントなどのコンテンツを通し、イベントならではのワクワク感や地チーズとの出会いが提供され北海道、地チーズのさまざまな魅力を存分に味わえる。

「北海道地チーズ博 2023」開会式で絶叫する「TEAM NACS」森崎博之

 開幕に先立って行われた開会式で、主催者のホクレン農業組合連合会の西川寛稔代表理事副会長は「近年、国際貿易情勢が変化する中で、今後は海外製品との競合が予想される国産ナチュラルチーズの分野において、その大部分を生産する北海道のナチュラルチーズのおいしさや品質の情報を広く発信することによって、需要を支えて乳業・酪農生産者が安全・安心で持続的に製造を続けられることを目的として本事業に取り組んでいる」と挨拶。

 コロナ禍による生乳の需給緩和や資材高騰などにより、北海道の酪農情勢がかつてない極めて厳しい状況にあるとしたうえで「そうした中で北海道の酪農家は、全国の消費者の皆様に安定した牛乳・乳製品を提供すべく、日々良質な生乳生産に努めている。日々の生活に溶け込んで身近な生活スタイルに合ったチーズやその買い方を提案し、北海道のナチュラルチーズを日常生活の中に取り入れていただきたい」と意気込みを語った。

 続いて、農林水産省の勝俣孝明副大臣が「我が国のチーズ市場は長期にわたって拡大を続け、チーズ総消費量はこの10年で約2・2倍の35万5000トンとなり、全国のチーズ工房の数もここ10年で約2倍の338カ所に増加している」と指摘し、「本イベントでは全道各地のチーズ生産者が自慢のチーズを持参して会場に集結すると同時に、“毎日に、とけこむ幸せ。はい、チーズ!” をコンセプトに、充実したおうち時間と健康で上質な生活を求めるwithコロナにおけるチーズの楽しみ方を提案し、チーズを食べる習慣がより身近になるようにさまざまな企画が用意されている」とアピールした。

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