山本美憂が現王者・伊澤星花相手に引退試合。「現役に対し100%の情熱がないなと感じた」【RIZIN.42】
格闘家の山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)が3月6日、引退を発表した。ラストマッチは「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)でのRIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(フリー)との一戦となる。
この日、同大会の第1弾カード発表会見が行われ、両選手が登壇。山本は「今回の試合でMMAは最後にしようと思っている。自分はレスリングのころから気持ちで戦ってきた。100%、そこに自分が打ち込めるという時でないと試合に出ないというのが自分のルール。レスリングのころもそうだが、どんなに“まだまだできる”と思っても、気持ちがなかったらできないと思って引退をしたり、この年になっていきなりMMAをしたりという人生。今回はMMAに対して、自分が現役で戦っていく気持ちが、100%の情熱がないなと感じられたので、今回で最後にしようと思った。でもQUEEN BEEとしての仕事はまだまだある。新しくなった私の城であるYSAでもっともっと城を守らないといけないことと、KRAZY BEEの私たちの蜂をどんどん強くしなければいけないというQUEEN BEEとしての仕事がたくさんあるので、これからも応援よろしくお願いします」などと引退に至った心境を語り「そして最後に王者と試合ができるって、私は世界一幸せなアスリートだと思っている。本当にありがとうございます。神様、家族、仲間、ファンの皆さんにありがとうと伝えたい。試合はすごくいい試合になると思うので、楽しみにしてください」などと感謝の言葉を述べた。
この「100%の情熱がない」ということについては「いつも特にきっかけはない。だいたい、自分で“ふーっ”と感じる。それが今回来たので決めました」と説明した。