中村寛が王者・直樹との5Rの激闘の末、判定勝ちで悲願の王座獲得。「認めています」と遺恨清算【RISE167】

中村が左ストレートで飛び込む(撮影・須山杏)

「RISE167」(4月21日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISEライト級(-63kg)タイトルマッチ」で王者・直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)が中村寛(BK GYM/同級3位)を相手に初防衛戦に臨むも、5R判定で中村が勝利を収め、王座が移動した。

 直樹は2021年1月の「RISE145」で行われた王座決定戦で秀樹を破り、王座を獲得。その後、ノンタイトル戦で白鳥大珠、ジャルンチャイ・ライオンジムに勝利を収めるも昨年4月にはスーパーライト級王者の山田洸誓との王者対決でKO負け。8月にはGLORYに乗り込んでデニス・ウォシクと対戦するも判定負け、10月には「RISE WORLD SERIES 2022」でチャド・コリンズにKO負けと現在3連敗中。

 対する中村はRISE参戦当初こそ黒星が先行したが、昨年4月の北井智大戦から4戦3勝(2KO)1敗と覚醒。今回のタイトル挑戦を実現させた。

1 2 3 4 5>>>