樋口和貞が5・21後楽園での「KING OF DDT」準決勝&決勝に向け意気込み「上に立つために一つひとつ集中というのが大事」【DDT】

 DDTプロレスのシングル最強決定トーナメント「KING OF DDT 2023」準決勝&決勝(5月21日、東京・後楽園ホール)が目前に迫ってきた。準決勝の組み合わせは樋口和貞vs上野勇希、秋山準vsクリス・ブルックスで、その勝者同士で同大会で優勝を争う。そこで前年覇者で前KO-D無差別級王者の樋口に決戦前の心境を聞いた。

連覇を狙う樋口和貞

――昨年はトーナメント開幕直前にKO-D無差別級王者だった遠藤哲哉選手が脳震とうのため欠場、王座返上という不測の事態が起きました。そして優勝者が新王者に認定される流れがあり、「今年こそは」との思いがあったと思います。1年経って、前年覇者として、トーナメントに臨む心持ちに変化はありますか?
「特に気にしてないというか…。去年はああいう状況があって、支えたいという気持ちが強くあったんです。毎回強い気持ちで臨んでるんですが気持ちだけじゃ、このトーナメントは優勝できないと分かってるんで。いつも通り。このトーナメントへの強い思いはずっとあって、チームとしてのハリマオとしても見せなきゃいけないと思って臨みました」

――連覇しなきゃいけないというプレッシャーはありますか?
「そういうプレッシャーなないですかね。優勝したらベルト(KO-D無差別級王座)に近づける。去年の覇者ということで、ベルトを失って、今こうやってやってますけど、そこらへんで樋口和貞として見せるもんはビシッと見せなきゃなという気持ちはありますね」

――1回戦(5月6日、新宿FACE)は岡田佑介選手が対戦相手でした。シングル初対決ということで手探りのような感じはありましたか?
「岡田佑介のなんとなくのイメージはあったので、実際やってみてどうなのかなっと思ってやってみたら、イメージした通り真っすぐ向かってきた感じです。だとしたら負けられないというのはありました」

――フィニッシュは相手がヘッドバットに来たところ、強烈なヘッドバットを返してTKOでした。向こうがその技で来るなら、こっちもという感じでしたか?
「途中腰を痛めたみたいで…。最終的にヘッドバットで来たんで、じゃあ叩き切ってやろうという感じでした」

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