雨のトライアスロン【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平 2023年5月13日 2023 ITU 世界トライアスロンシリーズ 横浜大会
トライアスロンは雨が多い。ただでさえ大変なのに、なぜなんだ。
カメラのレインカバーはごわごわするし、付けないとカメラは壊れるし、道路は滑るし、
視界は悪いし。特にバイクは鬼門でお目当ての選手を見つけるだけでも一苦労だ。
ただ、悪いことばかりではない。
雨が降れば普段見慣れた町も景色が一変する。路面は光が反射し、雨粒が跳ねて表情が出る。
今回モノクロで仕上げたのは、コントラストとディティールを強調するためだ。
正直言って今回は全く余裕がなくて、撮るだけで精一杯だった。
次の撮影では雨の日でも楽しめるようにしたい。
それには自分の心構えと準備次第だ。
■カメラマンプロフィール
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。
★インスタグラム★
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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