愛が凄すぎる『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観てきた!【黒田勇樹のハイパーメディア映画鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 初めての“連ドラ監督”をさせて頂いた『J-BOTケロ太』が22日の第11話で完結いたしました。まずは事故なく無事に終わったことに感謝です。

 そしていろいろな感想をいただきました。こちらもありがとうございました。第2弾を期待してくれる声もたくさん寄せられているようなんですが、さて、どうなんでしょう。

 また飯能に行きたいなあ。

 さて、今週も始めましょう。

黒田勇樹

 誰もが知っているファミコンゲームの金字塔「スーパーマリオブラザーズ」が、映画に!

 言い方が悪いかもしれませんが、こういう企画って“ダダすべり”するに決まってるじゃないですか。
 そこそこゲーマーな筆者は、かなり怯えながら観に行ったのですが、見てみたらめちゃめちゃ面白かった!

 世界観も守られているし、マリオの出自であるドンキーコングであったり、黒歴史といわれているスーパーマリオUSAまで、きちんと網羅されたストーリーで、とても楽しかったです。

 出来れば、ドクターやテニスの要素も入れてほしかったけど、ストーリーとしての完成度の高さを鑑みると、ここが落とし所だったのかな、と思います。

 こういうキャラクターものの作品で、ずっと、観客を飽きさせないストーリーを続ける“ドラマ”をやるって、すごく難しいことなのですが、マリオとルイージの兄弟愛だったり、コングとの友情だったり、ピーチとの…愛情? だったり、余すことなく盛り沢山。

 特にピーチ姫は、ひたすら可愛いくてカッコよかった。「監督、わかってんな」としか言いようのない美しさでした。
 キノピオの“人間らしさ”も、とっても良かったかな。物語の彩りを凄く担っていたと思う。

 BGMもオリジナルからのアレンジが多用されながらも、押し付けがましくなく「そうそう!」という使い方で、非常に気持ち良く聴く事ができました。

 マリオって他のゲームと違って筆者世代は、他の娯楽がない時代に死ぬほど繰り返してやっているので、思い入れというか刷り込みがとんでも無いので、ここまで違和感の無い作品にして頂けたことに心から感謝します。

 ホントにゲームの世界観まんまなのに、しっかりとドラマをしてるから!
 単純に映画としても面白いので是非、大勢の方に観て頂きたいです。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
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